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COSMOSの原発関連ニュースメモ

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毎日たくさん流れてくる原発関係のニュースの個人的なメモです。

朝日新聞が山下俊一氏に「がん大賞授与」

「子どもたちを放射能から守るネットワーク」は、山下俊一氏の「朝日がん大賞」
受賞に関して、朝日新聞宛に下記の抗議文を提出しました。

本件に関しては、山下氏個人の問題もさることながら、いま、一番認識しなけれ
ばならない低線量被ばくのリスクが、現在、あまりに蔑ろにされてきてい
ること、その象徴が山下氏であること、日本のマスメディアの体質(”権威”に
ばかり依存し市民運動を報道しない傾向にあること)など、さまざまな問題をは
らんでいると思いました。

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2011年9月3日

「朝日がん大賞に山下俊一氏を選んだ朝日新聞社に抗議します」

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
代表世話人 中手聖一
世話人一同

貴社の9月1日付けの新聞を見て、わたし達「子どもたちを放射能から守る福島ネッ
トワーク」の一同、また、一緒になって、福島の子どもたちを守る市民運動に参
加している関係者は愕然とし、同時に怒りを抑えることができませんでした。

なぜ、山下俊一氏の行っている行為がこのような形で評価されるのか、理解に苦
しみます。氏の発言が、子どもたちを守ろうとしている福島の親たちをどれだけ
苦しめてきたのか、またこれからも福島医大の副学長として福島県民を苦しめる
つもりなのか、貴社の選考の基準には入っていなかったのでしょうか。

山下俊一氏は、3月の下旬から福島県に入り、「年間100ミリシーベルトでも問
題ない。妊婦でも子どもでも危険はない」という発言をくりかえしてきました。
当時の同氏のこの発言は、福島市政だよりにも掲載され、福島県内で
「安全神話」を築き上げてきました。
同氏は医学系の雑誌には、低線量被ばくのリスクを指摘する記事を書きながらも、
福島では逆に低線量被ばくのリスクをまったく否定する言動をとったのです。

ご存知のように、低線量放射線の影響は「閾値なしの線形モデル」を採用し、線
量に応じた影響が生じるというのが、国際的な常識となっており、保守的なICRP
もそれを認めています。

実際には、福島では、多くの地域では、本来であれば、一般人の出入りが禁じら
れる放射線管理区域以上の高い汚染が広がり、チェルノブイリ事故と比較しても
安心・安全とはいえないレベルの状況が続いています。同氏の発言は、多くの方
の避難を躊躇させ、また、福島に住み続けることについて安心感を得させ、家族
不和まで生んでいるのです。さらに、「危険かもしれない」という市民が憂慮の
声をあげられない空気をつくりだしました。

この世に家族ほど大切なものがあるでしょうか。子どもほど大切な存在があるで
しょうか。それなのに、同氏がつくりだした「安全神話」により、家族を守れず
に、私たちがどれほど苦しんだか、言葉には言い尽くせないほどです。わたし達
福島県民は、それでもなんとか明るく前向きに生きようと日々戦っているのです。

私たちは、このように山下俊一氏が、県の放射線リスク・アドバイザー、県民健
康管理調査委員会の座長にあることに強い危機感を覚え、同氏の罷免を求める署
名運動を行い、6607筆の署名を得ました。また、全国の署名運動では、
1ミリシーベルト順守と避難・疎開と併せて同氏の罷免を求める要請項目を加え
ましたが、4万筆以上の署名が集まりました。

このような市民運動は一切報道せず、山下俊一氏のようない人を「がん大賞」を
授与するとは、御社の新聞社としての良識が疑われます。

わたし達は山下氏への「がん大賞」授与の撤回を求めるとともに、貴社紙面にお
いて謝罪を掲載することを求めます。

あわせて、このような批判があったことを、きちんと報道していただくことを求
めます。

以上

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朝日新聞「声」欄 宛

私たちは、この夏50人の福島の子どもたちとその家族を、1か月の「北海道での放射能のない夏休みサマーキャンプ」によびました。
最年少の参加者は、生後2か月の赤ちゃんでした。キャンプの間、参加者のお母さんたちによると、福島では、事故直後から、山下氏が「100mSVまで大丈夫。健康に影響はありません」と触れ回り、ラジオなどでも、毎日のように、山下氏の「安全神話の学説」が繰り返し流されたそうです。多くの親たちが、それを信じて、子供をマスクもさせずに、外で遊ばせてきたと聞きました。
これは、大変な犯罪行為ではないでしょうか。 

県の放射線リスク・アドバイザー、県民健康管理調査委員会の座長としての山下氏の罷免を求める署名運動も行われ、6607筆の署名があつまり、全国の署名運動では、
1ミリシーベルト順守と避難・疎開と併せて同氏の罷免を求める要請項目を加え、4万筆以上の署名が集まったと聞いています。

私たちは、この山下氏に「がん大賞」を送った朝日新聞の不買運動を始めました。
山下氏の受賞が撤回され、朝日新聞がこの件に関して謝罪をするまで、この不買運動は続きます。

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朝日新聞 「声」欄 ご担当者様
2011年9月1日のasahi.comに掲載「朝日がん大賞に山下俊一さん 被曝医療に貢
献」という記事に唖然としました。福島第一原発事故の発生以来、山下俊一氏を
中心とする長崎大学大学院のグループは、福島県内に再三講演を行い、現地の高
い放射線値にもかかわらず、放射線の危険性を過小評価する発言を繰り返し、住
民の被曝回避行動を遅らせる一因を作りました。これから5年、10年先に住民の
間にがんの多発が危惧される中、朝日新聞社が支援して設立された公益財団法人
・日本対がん協会が、よりにもよって「朝日がん大賞」を山下教授に授与するの
は、ブラックユーモアとしか思えない。朝日新聞は報道機関としての中立性と、
企業としての社会的責任を真剣に考えているのか。疑問である。朝日新聞の将来
にも禍根を残すのではと危惧する。

なお、以下は別のメールからの転載。
◆日本対がん協会 (TEL) 03-5218-4771
◆朝日新聞
<ご質問> (TEL) 03-5540-7616  
※らちがあかない時は「お客様オフィスにつないで」と伝えるのがいいです。
<ご意見> (TEL) 03-5540-7615

<朝日新聞「声」> (TEL) 03-5540-7616  
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◆朝日新聞編集委員室 (FAX) 03-3541-7112

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by y_csm521 | 2011-09-05 13:15 | 資料・情報・講演