汚染瓦礫についての続報
T氏の意見
ここしばらく、汚染がれき問題を注目しています。
人により法律の解釈が大きく違い釈然としなかったのですが、法案上がれき処理計画の中心となる環境省および細野新環境相の発言を耳にしてかなり危険性を感じています。
NHK福島県のニュース 福島放送局
細野大臣 最終処分場は県外で原発事故で放射性物質に汚染されたがれきや土壌の最終処分場について細野環境大臣は4日の会見で「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮だ」と述べ、福島県以外に設けたいという考えを示しました。
これは4日行われた就任会見で、細野環境大臣が明らかにしました。原発事故で放射性物質に汚染されたがれきや放射性物質を取り除く除染作業で出た土壌などの処分をめぐっては、先月、菅前総理大臣が福島県の佐藤知事に対し、一時的に管理する中間貯蔵施設を県内に整備する方向で検討していることやその施設を最終処分場にすることは考えていないという意向を伝えています。
4日の会見で細野大臣は、中間貯蔵施設について「具体的な場所や保管しておく期間については地元の理解がなくては進めることができない」と述べ、施設を設ける場所などについては今後、地元と十分話し合ったうえで決めたいという考えを示しました。
また、最終処分場については中間貯蔵施設とは別だという認識を示した上で、「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮ではないかと思っている。福島を最終処分場にはしないということは方針としてできる限り貫きたい」と述べ、福島県以外に設けたいという考えを示しました。
09月04日 16時42分
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055362251.html
(NHKがウェブでは福島ローカルのページにしか上げないのも情報隠蔽のひとつでしょうね)
彼は前政権の原発担当相として8/13の段階で、放射性物質の拡散を防ぐためとして福島県内での中間貯蔵を打ち出す一方で既に同様の発言をしていたということで、確信犯と思われます。
http://www.asahi.com/national/update/0813/TKY201108130399.html
常識的な「中間貯蔵」の期間を想定する限り、現在の福島の汚染レベルの危険性を過小評価した、安易な「一億玉砕」の思想といわざるを得ないでしょう。
更に関連して
10万ベクレル以下は埋め立て=放射能汚染のごみ焼却灰-環境省
環境省は27日、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染されたがれきやごみの焼却灰のう ち、これまで一時保管するよう求めていた放射性セシウムが1キロ当たり8000ベクレルを超えるものについて、10万ベクレル以下の場合は一般の最終処分場での埋め立てを容認する方針を決めた。地下水への汚染防止策などを講じることで、安全な処理が可能と判断した。
具体的には、焼却灰をセメントで固めたり、屋根付きの処分場を利用したりすることで水との接触を防ぎ、セシウムが流出しないようにする。埋め立て後は、処分場の排水や周辺の地下水の監視などを行う。
同省はこれまで、8000ベクレル以下を埋め立て可能とし、この基準を超えたものは、処分方法が決まるまで一時保管する方針を示していた。10万ベクレルを超える灰の扱いは、周囲をコンクリート壁で覆った産業廃棄物用の「遮断型最終処分場」への埋め立てを軸に検討する。
2011/08/27-21:35 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201108/2011082700333
今度は10万ベクレル!日本中を放射線管理区域にする気でしょうか?
(因みに、法律上、放射線管理区域内は飲食禁止だそうです)
札幌市のがれき受け入れに対する見解についてはHPに、国からの調査依頼で受け入れ能力年間3万8千トンとの回答をしたが受け入れの要請があった場合は慎重に検討し可否を判断するとあり、放射能汚染がれきについては当面福島県内での処理方針が出ているとだけあったので、その後の対策についてメールで問い合わせを入れました。
市町村がすでにがれき受け入れ方針を決めているとは思いませんが、市民が無関心で放置すれば危険な環境相の正義感(?)の赴くまま全国平等核汚染の政策が市町村を巻き込んでいく可能性は低くないと感じます。
T
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Tさんへのレス
>NHK福島県のニュース 福島放送局
>細野大臣 最終処分場は県外で原発事故で
>放射性物質に汚染されたがれきや土壌の最終処分場について細野環境大臣は4日の会
>見で「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮だ」と述べ、福島県
>以外に設けたいという考えを示しました。
>09月04日 16時42分
>http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055362251.html
>(NHKがウェブでは福島ローカルのページにしか上げないのも情報隠蔽のひとつで
>しょうね)
晩発性障害が福島原発との直接的な関連だと証明しづらくしたいのでしょう。
核保有国の大きな圧力だと思うが、細野大臣もわかっていながらよくこの大罪を施行する立場にメンタル崩壊させずにいられるものです。
口蹄疫の対応で宮崎県は大変な辛苦を舐めました。
だから全国で感染しましょう、って言っているようなものです。
どこまで下してゆくのかわかりませんが、産廃処理業者一任は危ないのでは。
いろんな人たちが入っている可能性がある。基準の順守どころかまともに処理しないことも考えられ、管理しきれるのかどうか。
E
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瓦礫受け入れ自治体に関する意見
情報元が雑誌なので、確認の為に函館市に電話しました。
函館市も環境省に対し、被災地の瓦礫の受け入れ態勢について、
「埋め立て処分は空きが無く、焼却処分では若干協力できる。
ただし、放射性物質で汚染された瓦礫は不可。」
との回答をしたということです。
札幌や函館のように、「協力する用意がある」と答えた自治体が、AERAのリストに載っているというケースがあるようですね。何故確認せずに記事にしたのか、AERAに聞いてみよう。
by y_csm521
| 2011-09-06 21:20
| がれき問題