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COSMOSの原発関連ニュースメモ

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毎日たくさん流れてくる原発関係のニュースの個人的なメモです。

公益社団法人・福島原発行動隊 主催 講演会記録


≪公益社団法人・福島原発行動隊の活動に、頭が下がります。背筋がしゃんとします。
この会の第20回の集会が参議院議員会館内で10月11日に行われました。
その時の講演の記録をコピーペーストします。もとの記事も、福島原発行動隊機関紙svcf通信に載っています。

相手の足をひっぱり合うことが討論だと思っているかのような、底の浅い議論の様子を見聞きしていると、このような見識の高い言葉に、はっとさせられます。
是非皆様と共有したいと思い、掲載致します。  byCOSMOS≫

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講演「福島原発をどうする ―この国の品格をまもるために―」 谷岡郁子参議院議員 (みどりの風)

Jヴィレッジから福島第一までの20キロ。本来ならばたわわに実った金色の稲穂が風に揺れているはずの土地はセイタカアワダチソウで一面に覆われていた。

●福島第一は、見えない放射能との戦いが毎日行われている戦場だった。福島第一は「マイクロ・シーベルトの世界」ではない。「ミリシーベルトの世界」だ。そこで働いている人たちは「緩慢な形での特攻隊」と言えるのではないか。
この日本でいちばん危ない場所で戦い続けている人たちを私たちはどのように遇しているのか。危険手当をもらっていない人がいる。補償されない人、被ばく管理されていない人がいる。

●福島第一はサステイナブル(持続可能)ではない。地震と爆発でさんざん揺さぶられ、高い温度と湿度と塩水にやられ、中性子が飛び放題の過酷な環境。
1号機から3号機までは点検にすら入れない。補修も部品の交換もできない。
1年間でおそらくは10年分の劣化が進んでしまう環境。機械工学的にみてもこれから何か問題が起きる可能性はきわめて高いだろう。
そして被ばくの問題がある。いちばん大事でしかも枯渇するのは技術と能力を持った人的資源だ。しかしベテランであればあるほど、被ばく線量は満杯にな り、これ以上働き続けることができない状況になる。
この事故収束の事業は一円も利益を生み出すことはない。出費ばかりが大きい。そうしたところに民間の営利企業がどれだけ必要で十分なお金を注ぎ込むだろ うか。もしも万全を期しているというのであれば、いちばん大変な仕事をしている作業員たちに、呼吸が大変なフィルター付きマスクではなく、楽に呼吸ができる空気清浄機能付きのマスクをなぜ使わせないのか。

●国家が事故収束の責任を取るべきだ。
毎日劣化が進んでいく状況の中で、万全を期して必要なことを今後何十年もか けて責任をもってやっていく。そのことを国家以外に誰にできるというのか。この放射能との戦争は国家の責任においてやらなければならない。福島第一を危険なままにしておいて、福島の復興も日本の再生もありえない。
だが政府も官僚も、あまりにも重大な現実を目前にして思考停止に落ち入ってしまっているかのようだ。
「私の責任で大飯を動かします」と言うのなら、福島の土地から放射能をすべて取り除くことが本来の責任であろう。それができないのであれば少なくても被災者の面倒をしっかりと見ること、そして福島第一の最後までの面倒をみること、それが国の責任だ。

●この国の品格をまもるために。
日本の強さは弱肉強食の競争で勝つという強さではない。大震災の後、日本が世界を驚嘆させたあの強さ。お互いに支え合い、分かち合い、病人や小さな子 どもにパンを譲ることができる強さ。日本の強さは、みんなのためにいちばん辛い仕事を引き受ける人たちが、中央から指示されるのではなく、現場で創意工夫をし、そして力を合わせる術の強さだ。
原発を放置し続けて高度成長を享受してきた私たちの世代が今責任を取らなければならない。この国の大人たちが尊敬に値する大人たちであることを次の世代の若者たちに見せていかなければならない。この福島第一に私たちがどのように取り組んだのかということは、まさに日本がこれからも強い国であり 続けるかのどうか、日本が高い文化をもった品性のある国であり続けるのかどうかということの証左なのだと思う。

(講演、ここまで)
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≪以下は同じ通信に載っていた記事です。 他の号などは、是非公式サイトからアクセスしてみて下さい。byCOSMOS≫

●福島原発行動隊が東京電力株式会社に行った「福島第一原子力発電所の視察」要請に対して、同社は9月28日(金)、「ご要望にお応えすることは難しい」と文書で回答しました。
回答書によれば、拒否回答の理由は「廃炉に向けた現地での作業が引き続き困難な状況下で行われていること等に鑑み、現場作業工程への影響等を配慮して 一般の方のご視察はお断りしている」ためだということです。
当該回答は、去る9月14日に伊藤邦夫・東大名誉教授を先頭に、福島原発行動隊の隊員7名が東京電力本社を訪れ、高瀬賢三原子力・立地業務部長に 視察 要望書を提出したことに応えたものです。
福島原発行動隊は今後とも継続して視察要望を行っていく予定です。』


福島原発行動隊は、作戦を変えて「事故収束作業を東電から切り離して、廃炉を目指した国家プロジェクトを発足させる法制化を求める」請願書を賛同者の署名を付けて政府・国会へ提出する活動を現在行っています。
福島原発行動隊 http://svef.jp 〒114-0023 北区滝野川7-7-7 伊藤ビル302


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by y_csm521 | 2012-11-26 21:18 | 資料・情報・講演