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COSMOSの原発関連ニュースメモ

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毎日たくさん流れてくる原発関係のニュースの個人的なメモです。

カテゴリ:汚染地域( 21 )



福島原発地下水、月内にも海へ 東電「安全性問題ない」

河北新報 5月8日(水)6時10分配信



 東京電力は福島第1原発の放射能汚染水対策として、敷地内でくみ上げた地下水を海に放出する方針を固めた。「汚染前の水で安全性に問題はない」とし、地元市町村や漁業関係者の了承を得て5月中にも踏み切る。
 構内では大量の地下水が1~4号機の原子炉建屋に流れ込み、原子炉冷却水と混ざって1日約400トンの放射能汚染水がたまり続けている。放水対象は建屋に流入する前にポンプでくみ上げた地下水で、「放射性セシウム137の濃度は1リットル当たり1ベクレル以下で通常の地下水と変わらない」(東電)としている。
 東電は13日の福島県漁連の組合長会議で方針を伝え、理解を求める。県漁連は「注意深く水質検査しながら行ってほしい」(野崎哲会長)と承認する考えだ。
 渡辺敬夫いわき市長は「東電が『汚染されていない』と言っても消費者は理解してくれるのか。現時点では承知できない」と話した。



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by y_csm521 | 2013-05-08 20:53 | 汚染地域

≪脱原発メーリングリストからの情報です。 by COSMOS≫

福島第一原発事故による低線量被曝について
 |  生物への放射能の影響を調べる研究者たち
 |  東洋経済・岡田記者の貴重な報告記事
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 東洋経済が、たいへん重要な報道をしている。
 東洋経済
 これは東洋経済岡田広行記者の貴重な記事が掲載されているURLである。

○ リード部を紹介する。

 『福島市や全村民が避難を余儀なくされている福島県飯舘村など、福島第一原子力発電所からの放射性物質で汚染された地域で、動物や植物に異常が多く見られることが研究者による調査で明らかになった。
 3月30日に東京大学内で開催された「原発災害と生物・人・地域社会」(主催:飯舘村放射能エコロジー研究会)で、東大や琉球大学などの研究者が、ほ乳類や鳥類、昆虫、植物から見つかった異常について報告した。
 原発事故による生物への影響についての研究報告は国内でもきわめて少ないうえ、4人もの研究者が一般市民向けに報告したケースはおそらく初めてだ。』

 この記事では、原著論文の掲載場所をURLで紹介している。つまり、記事の元になった報告論文のひとつを直接読みに行けるのだ。それは「ヤマトシジミにおける福島原発事故の生物学的影響」(檜山 充樹、野原 千代、金城 聖良、平良 渉、大瀧 丈二(琉球大学理学部 海洋自然科
学科)儀間 真一、棚原 朗(琉球大学 機器分析支援センター)である。
 
下記のネイチャージャパンのURLで読むことが出来る。なお、この論文は英文
であり、日本語訳は琉球大学の大瀧丈二准教授(琉球大学理学部生物系)「大瀧研
究室」のサイトにある。
ネイチャージャパンのサイト

日本語訳

○ 他にもシンポでは、青森と福島のニホンザルを比較した、日本獣医生命科学大学の羽山伸一教授による「福島県の野生二ホンザルにおける放射性セシウムの被ばく状況と健康影響」と題した講演では、白血球や赤血球の減少、特に白血球の大きな減少が見られた。
 「本日の講演内容がにわかに人間の健康への研究に役に立つかはわからない。ただし、現在の福島市内のサルの被曝状況は、チェルノブイリの子どもたちとほぼ同じ水準。チェルノブイリの子どもたちに見られる現象がニホンザルにも起こったことが明らかにできればと考えている」と語っている。

 ○ このシンポを詳細に紹介した新聞はなかった。他にも取り上げたメディアはあるかもしれないが、東洋経済ほどちゃんと取り上げた記事は多分、ないだろう。
 そもそも、このような生態系への放射能の影響を調査研究する人々を紹介するメディアも少ない。本当のことを知りたくない、知られたくない。もう復興に向 かっているのだから「寝た子を起こすな」。今の主要メディアの記者に、こんな心理が働いているとすれば、恐ろしいことだ。
 この記事を書いた岡田記者を応援しよう。



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by y_csm521 | 2013-04-09 22:44 | 汚染地域


<除染作業員証言>枝葉「その辺に」 洗浄「流しっぱなし」

毎日新聞 1月5日(土)15時4分配信



 東京電力福島第1原発事故を受けた国の直轄除染で集めた枝葉や汚染水を川などに捨てる不適切処理が明らかになり、環境省が実態調査に乗り出した問題で、現場の男性作業員が毎日新聞の取材に応じた。作業員は「そもそも仮置き場が足りない。『置くところがないから仕方ないべ』と捨てることが日常茶飯事になっている」などと証言した。

 作業員は昨年秋から福島県川内村などで除染作業に従事し、放射線のモニタリングなどを担当。元請けは大手ゼネコンで、工区ごとに下請けがあり、さらに2次、3次下請けとして中小の事業主や地元業者で作る組合などが入っているという。

 作業員によると、集めた枝葉は本来なら「フレキシブルコンテナバッグ」と呼ばれるブルーの袋などに入れて仮置きする。「でも仮置き場の場所がなくなっていて、枝葉を袋に回収しないでその辺に捨てることもある。日常茶飯事です。早い話が『もう置くところがないから仕方ないべ』となる」と話す。

 洗浄後の汚染水も本来は回収する必要がある。作業員によると、建物などを水で洗浄する場合は通常、下にブルーシートを敷いて汚染した水を受け、ポンプでくみ取りタンクに入れ、浄化装置で処理する。しかし、「回収するのは環境省が管轄し、なおかつ環境省が見に来るモデル地区だけ。普段はそんなことやっていない。(汚染水は)流しっぱなし」という。

 さらに「『今ここでマスコミなんかが見に来たら大変なことになるね』といつも同僚と話している。以前、国の要人が来た時には、いいところだけをきちんと見せたが、普段はずさんもずさん。道路縁の刈った草などは片付けもせず、そのままにして帰ることもある」と打ち明ける。

 こうしたことから、除染後に空間線量を測っても、除染前とあまり変わらないケースも多いという。「実際、大した効果は出ていない。僕たちから言わせたら税金の無駄遣い。でも国は『予算がないからやめる』というわけにもいかない。大手(元請け)にしてみれば、こんなにおいしい(もうけ)話はない。作業をすればするほどお金が入ってくる」と作業員は指摘する。

 その上で「(明らかになった)ここで何とかしないと、大変なことになる。税金なんかいくらあっても足りないですよ」と訴えた。【袴田貴行】


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by y_csm521 | 2013-01-06 00:40 | 汚染地域


≪メーリングリストより。 by COSMOS≫
木下黄太のブログ 福島第一原発を考えますより抜粋 


甲状腺がんの発症が、福島のこどもで一人確認されたようです。政府側、福島県側の調査でしかない、「福島県民健康管理調査」の検討委員会で、18歳以下を対象とした検査で、子ども1人に甲状腺がんがあると報告されたそうです。よろしいでしょうか、政府側の発表で福島のこどもに甲状腺がんが始まったという事です。

 また、5.0㎜以下の結節や20.0㎜以下の嚢胞を認めたものでさえ、20パーセント台⇒36%⇒44%と増加しています。こちら参照

【福島で、「こどもに甲状腺がん1例発症」についての皆さんへの留意点】



1.現段階で一例の発症であって、今後の発症数がどう推移するのかはさらに注視する事。

2.発表データの発表方法、発表時期を相当考えて慎重に発表している公算が強い事(「極端に心配ない」を主張している事からも)。時期の取り方、発表のやり方で、実はかなり情報の受け止め方を左右できる事。

3.政府・県立医大側の発表のやり方にマスコミが呼応し、大きく検証報道しようとする構えが皆無の事。

4.すでに去年の浜通りの調査で5.0㎜以下の結節や20.0㎜以下の嚢胞を認めたものでさえ、36%。今回の中通りの調査で44%と増加しています。この数字はあきらかにチェルノブイリよりも高いと考えられる事(機械精度の違いを考慮しても)。
参照

5.上の4に付随して、36%⇒44%の上昇は、浜通りと中通りの汚染差と時間経過(去年と今年)が影響していると推測される事。ただし以前から、伊達市はすでに50%超え、高度汚染地は70%超えも非公式情報としてあるため、最終的には、福島県では、さらに上昇する可能性が高いと推測する事。

6.上の5に付随して、首都圏の子どもをみている医療機関によると、のう胞、結節、良性腫瘍が首都圏の子どもでも、ここ数年の新しいエコー機械で、3.11.以降で、30%程度は見つかっているという事。

6.嚢胞などの大きさが20.0㎜以下とアバウトな分類で報告しているため、その大きさによる差異が検証しにくいようになっている事。

7.ベラルーシの医療支援をしているドイツ女医のデルテ・ジーデンドルフ氏から、甲状腺についての見解がありました(来日時の対話での聞き取り要旨)。なお、彼女の過去のインタビュー記事の翻訳は、きょうのブログ記事の一番最後につけました(被曝による、小児糖尿病に対しての思わぬ警告も)。

 子どもの甲状腺について、のう胞や結節があることは、普通ではなく、定期的に検査をし、最低でも1年毎にする事。大きさに変化がなければそのまま様子を見る、大きくなるようならば、3-6ヶ月毎に検査を重ねる事、子どもの甲状腺ののう胞や結節は将来癌化する恐れがあるから、ドイツではその様にしているとの事。

8.福島県立医大鈴木真一教授が「甲状腺がんの発症する期間はチェルノブイリですら最短4年で、それより早いことは極めてまれで、原発由来の発症を否定」と話しています。これがなぜ論外なのかは、当時、チェルノブイリの国々(旧ソ連)の体制の中で、現実に情報が隠蔽される状態が当たり前であった事が、まず挙げられます(勿論、放出核種の量の違いで、今回は、進行スピードが早まっている可能性も考えられます)。このことについて、下記の方からの報告をお読みください。

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(引用)

 昨年の冬に母子の避難を私自身が決断し、今年春に西日本に引っ越ししました。私は、単身残留です。

木下さんの日ごろからの精力的な情報発信には心より感謝申し上げます。

 さて、きのうの、福島の検査で小児甲状腺ガンが1名出たニュースに接して、私の知る範囲において気になったことが有りましたので、参考までにお伝えしておきます。



「ベラルーシではチェルノブイリ事故後、最初の4年間は政府からの圧力で、医師は、カルテに放射能に関連すると思われる症状(健康被害)を書き残すことができなかった。」という話です。


 私は、今年の春に、チェルノブイリ視察で現地を訪問する機会を得ました。

 その時に、ベラルーシの責任者に私から、チェルノブイリ事故後の健康被害について質問したところ、「ベラルーシではチェルノブイリ事故後、最初の4年間は政府からの圧力で、医師は、カルテに放射能に関連すると思われる症状(健康被害)を書き残すことができなかった。だから、事故後の初期(数年)の健康被害の詳しい記録が残っていない。」と言いました(結構、言いにくそうな感じで、声を潜めて話してくれました。)

 以前に読んだ、広河隆一さんの著書「チェルノブイリの真実」に似たような、政府からの圧力で医者が記録を残せなかった、みたいな話が書いて有ったのを思い出しました。何が言いたいかと言うと、今回、福島で小児甲状腺ガンが1名出たことに関し、「チェルノブイリ原発事故でも甲状腺がんが見つかったのは最短4年。」と放射能の影響を否定していますが、私の推測では、もし早期(事故後4年より早い時期)に発症した子供が見つかっていても、公式に記録(カルテ)に残るような状況になかっただけではないかと。


 「チェルノブイリ視察旅行」では、ウクライナの首都キエフにも寄りましたが、市内中心部の公園の芝生の地表の空間線量は場所によっては、0.3~0.4μSv/hが有り、木下さんがよく言う、「キエフは汚染地図で色がついていないけど、実際は汚染されている。」というのを実感しました。  あと、チェルノブイリ周辺の汚染地域の村を数か所訪ねると、現地ガイドさんや住民が、「キエフの方がかえって汚染が高いぐらいだよ」とか言うのを何度か聞きました。(たいがい、暴露話っぽい感じで、ニヤッと笑いながら話す感じでした。)

 ちなみに、ウクライナで事故後4年経ってから住民にガンが多発し、慌てて当局に調べてもらい汚染されていることが明らかになり、廃村に追い込まれた、ロコトキフ村では、道端の草むらの地表部で、0.2~0.3μSv/hとでした。(半減期を考慮してもずいぶん低く感じられました。意外でした。)村々では、地産地消、井戸水利用って感じで、内部被曝は日常だろうなと思えました。

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 先程のデルテ・ジーデンドルフ女医は、こういう話も、過去にされています。

 「統計を取っている方から聞いたのですが、行政から、これくらいの数字にしてくれ、と指示されるようですね。お上の言う通りのことを書かないと報奨金がもらえない。2010年の統計には癌患者はほとんど含まれませんでした。若くない人は、皆、老衰で亡くなったということになってしまうのです。癌患者の中には他の原因で亡くなる人もいますし。ですから、ベラルーシやウクライナのような独裁的な国の統計はあてになりません。病気の原因を被曝以外のものにした方が国にとっては安く済みます。」

ちなみ福島県立医大の山下俊一副学長が、平成12年に書いた文章や図表をご確認下さい。ゴメリ州の小児甲状腺がんデーなど。http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/bunka5/siryo5/siryo42.htm翌年から、数例は発症しています。データ隠蔽の圧力が、政府より為されている状況であっても。

 さあ、今後、日本政府や体制側の専門医たちがどこまで隠蔽するのかという事に着目しましょう。このチェルノブイリの過ちを日本国が、日本の民が、繰り返すかどうかの分岐点が迫っています。もう、一年半が経過しているのですから。

 チェルノブイリ事故後に、4年間カルテに書けなかった話について、日本在住のあるロシア知識人が、僕にメールをくれました。まあ、旧ソ連の市民では、「常識」という話です。

こんにちは。お久しぶりです。春の講演の後に話をした者です。

チェルノブイリ事故後、4年間の間には医師がカルテに記録を残す事ができなかったという話は事実と思います。

もちろん、証拠はありませんが、当時その話は市民の間では「常識」でした。                    なぜこの状況が4年しか続きなかったと、私が考えるには、圧力をかけてきていた旧ソ連が、その期間終わり頃、倒壊に向ったからです。 「もしも」の話になりますが旧ソ連がそのまま存在していたら「健康被害の記録がない」期間がもっと延びたではないかと勝手に思っています。

旧ソ連の崩壊後、独立していった ベラルーシやウラクイナは市民の圧力で記録を取り始めたと思います。

最初の4年間の影響を調べたい場合は、旧ソ連以外の国々の事をチェックする方法しかないと思います。特に、汚染が酷かった Austria, Finland, Sweden, (一部の)Germany等には最初の4年間の記録があるハズです。

旧ソ連の仲間の チェコスロバキア,ポーランド等でも汚染が酷かったけれどもそちらの国でも政府の圧力があったと考えられます。

3.11以降の状況に日本人の見事の無関心さに毎日驚いています。
ダイブ慣れましたが。

 木下黄太のブログ。連絡先はnagaikenji20070927@yahoo.co.jp 



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by y_csm521 | 2012-09-14 10:27 | 汚染地域

≪Shut泊の泉さんからの情報です。 byCOSMOS≫

泉です。

二ユーヨーク在の元国連職員、松村昭雄さん対するカルディコット博士からの返答「放射能汚染下における日本への14の提言ー原子力の犠牲になっている私たちの子どもたち」を転送します。松村さんからのメッセージの下に、博士の提言を貼付けます。

_____

親愛なる友人諸氏、

1985年にノーベル平和賞を受けた「社会的責任を果たす医師団」(Physicians and Social Responsibility)の創立者であり世界的に有名な医師であるオーストラリアのヘレンカルディコット博士から頂いた私の記事への応答をご紹介いたします。

博士は科学の誤用が、殊に原子力科学は、生態圏の多くと人類の健康を阻害してきており、また今後も続くであろう事を指摘しています。 

和文翻訳はオレゴンのFRCSR (Fukushima Radioactive Contamination Symptoms Research)平沼百合博士と校正は安友志乃さんです。

偏狭な政策論争と科学的仔細の議論のために我々が行動を止める事はできません。放射能の危険はほとんどの場合目には見えないのです。その結果が目に見えるようになってから対応したのでは遅すぎるのです。政治家と原子力科学者は彼らの判断の間違いから学ぶことができます。しかし子供の命を代償にして学ぶことはできません。

我々が過去に後戻りして福島の事故を防ぐ事はできません。しかし全ての生命への被害を最小限にする為、我々は最大の努力をしなければなりません。

松村昭雄
www.akiomatsumura.com


__________

放射能汚染下における日本への14の提言 原子力の犠牲になっている私達の子供達 ヘレン・カルディコット医学博士

翻訳 平沼百合 FRCSR 翻訳校正 安友志乃 FRCSR

1979年にキューバを訪問した際、私は、道路脇にある「私達の子供達は国の宝です。」と宣言 をしている看板の数の多さに驚きました。

小児科医の私にとって、それは共鳴に値することであり、そしてもちろん、真実でもありま す。しかし、松村昭雄氏が記事で書かれたように、子供達は、今まさに現在進行形で、国際連 合の政治的・原子力的協議事項と、そのほぼ全体を男性が占める政治家達の政治的生存競争、 および「国家安全保障」の犠牲となっているのです。

この世界における現代のもっともな問題は、科学者達が一般の人々の科学に対する理解を促そ うとせず、人々を置き去りにしている、という点にあります。つまり、一般の人々の科学に対 する理解と認識は、科学の誤用、 おいても原子力科学の誤用が、生態圏と人々の健康を既に破 壊し、今後も半永久に破壊し続けるであろう、と言う所に到達していません。

同時に、ほぼ全ての政治家、財界人、エンジニア、そして核物理学者においてすら、放射線生 物学や先天性奇形、何代にもおよぶ遺伝性疾患について、あるいは、放射能に対する感受性 は、子供達は大人の20倍であり、女の子は男の子の2倍、胎児の感受性は子供達より更にもっ と高いということなど、全く理解していないというのが真実です。

従って、日本の政治家達の福島原発事故に対する反応は、根本的に無知だけでなく、ばかげた ほど無責任であると同時に、それは、東京電力、そして日本の政治的議題の大部分を編成する 傾向にある原子力産業との政治的な繋がりのせいでもあると言えます。

日本で責任ある地位につく人達は、こういった恐ろしい医学的予測を無視するか隠蔽するのに 忙しく、その無知が故に、住民は高濃度放射能汚染区域に戻って住むか、または住み続ける事 ができる、としています。東京ですら、家の埃、植物や土壌に、福島由来の危険な放射性核種 が見つかっている場所があるにもかかわらず、です。

チェ ルノブイリでの甲状腺癌は、事故後3-4年たたない内に出現し始めました。(今までに9 万2千人が甲状腺癌の診断を受けています。)しかし、事故後わずか12ヶ月で、福島県内の3万 8千人の18歳以下の子供の内36%に甲状腺エコー検査により甲状腺のう胞か結節が見つかって






います。(これらの病変のほとんどは、悪性腫瘍を除外するために、生体組織検査を行うべき です。)潜伏期間がこれほど短いと言うことは、この子供達が吸入と飲食によって取り込んだ 放射性ヨウ素による甲状腺被曝量が尋常ではない高さであるということは、疑いの余地があり ません。

そして、これらの結果は、さらなる多種多様の癌の発症を予測させるに十分な、非常に悪い前 触れです。何故なら、放射性ヨウ素以外に、何百種類もの放射性核種が放出され、それが今現 在、食べ物、魚や人体で濃縮され、呼吸によって肺に取り込まれているからです。放射性核種 の中には、数分だけしか放射能を放出しないものもありますが、多くの核種は、何百年も何千 年も放射能を出し続けるために、日本の食べ物は今後、何世代にも渡って放射能汚染から免れ ることはできません。原子力事故に終わりはないのです。ヨーロッパ大陸の40%は今でも放射 能で汚染されており、そしてこれから何千年もの間、放射能汚染が続くことになります。

だとすれば、日本はどのように対処すべきなのか。ここに提言します。

1. 日本国内全土、土壌と水の放射能検査を行い、現在の汚染状況を把握すべきです。これは、 風によって、放射能汚染が福島の点源から何百マイル(注:1マイル=1.6km)もの遠方まで 飛ばされるからです。

2.いかなる状況においても、放射能を帯びたゴミや瓦礫を焼却してはいけません。焼却する と、放射性核種が遠く広域に広まり、食べ物と魚で再濃縮するだけです。

3.すべての食べ物は、スペクトロメーターを用いて、特定の放射性核種の検査を十分に行うべ きです。

4.放射能汚染された食べ物の売買や飲食をすべきではありません。また放射能汚染された食 べ物を汚染されていない食べ物と混ぜて売買するべきではありません。放射性核種は、体内の 様々な臓器内で再濃縮されるのです。

5.飲料水はすべて、毎週放射能検査を行うべきです。

6.日本の太平洋側で獲れた魚はすべて、これから長期に渡り、放射能検査をしなければいけ ません。

7.まだ高線量放射能汚染区域にまだ居住しているすべての人々、特に子供、妊婦や妊娠が可能 な女性は、直ちに日本国内の放射能汚染がない場所へ避難してもらうべきです。


8.福島事故による放射能被曝を受けたすべての人達、特に新生児、子供、免疫力が低下してい る人、年配者などは、癌、骨髄抑制、糖尿病、甲状腺異常、心臓病、早期老化や白内障の医学 的検査を徹底的に、そして生涯に渡って定期的に受け、必要であれば治療を受けなければいけ ません。白血病は、これから2-3年で出現し始め、5年でピークを迎えるでしょう。固形癌は 事故後10年から15年で出現し始め、今後、70年から90年に渡る世代間で頻発する可能性があ ります。

9.日本のすべての医師や医療従事者は、ニューヨーク科学アカデミーから出版された、「チェ ルノブイリ大惨事、人と環境に与える影響」を読んで勉強し、自分達が直面している状況の真 の医学的重大さを理解するべきです。

10.また、特に医師達、政治家や一般の人にも、私のサイトであるNuclear Free Planet

nuclearfreeplanet.org において更なる情報を得ていただき、私のラジオ番組、If You Love This Planetで、福島やチェルノブイリに関連するインタビューを聴いていただき、私の著書、 Nuclear Power Is Not The Answerを読んでいただくことを、謹んで提言させていただきま す。

11.国際医学コミュニティー、特にWHO(世界保健機構)は、直ちに結集し、上記で概要を 述べたとてつもなく大きな任務を、日本の医療従事者や政治家が実行するのを助けるべきで す。

12.日本政府は、国政的なアドバイスと援助を受け入れなければいけません。

13.非常に緊急を要する事項として、日本政府は、マグニチュード7以上の地震が起こった場 合に福島第一原発4号機と使用済み燃料プールが崩壊しないよう、IAEA(国際原子力機関)と 米国のNRC(原子力規制委員会)、そしてカナダやヨーロッパなどの原子力専門家の国際的ア ドバイスと援助を求め、受け入れなければいけません。

仮に、使用済み燃料プールが崩壊して地面に落ちた場合、その熱によりチェルノブイリの10倍 の放射性物質が放出されるでしょう。無駄にしている時間はありません。現時点において、世 界のコミュニティーは大惨事が起こるのを、無抵抗に待っているのです。

14.国際メディアと日本のメディアは、上記に述べたような日本からの事実を直ちに報告し始 めなければいけません。そうしないことには、世界的な大惨事を招くことになります。




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by y_csm521 | 2012-08-27 12:05 | 汚染地域

原発事故処理に立ち上がる高齢技術者集団 米でも関心

 東京電力の福島第一原発の事故処理作業を、高齢者に担わせてほ​しい。そう立ち上がったものの日本で受け入れられないでいる技術​者集団が、日本政府への働きかけを求めて米国を行脚している。米​メディアも取り上げ、手を挙げる米国人も出ている。

 福島原発行動隊理事長の山田恭暉さん(73)とメンバーの岡本​達思さん(61)が7月下旬から米西海岸やシカゴ、ワシントンを​回り、議員やNPOなどとの対話や講演を重ねている。参加希望の​ほか、寄付も集まっている。

 山田さんは住友金属工業で廃棄物処理やプラント建設などにかか​わった技術者。「年齢的に放射能の影響が小さくて済む」と60歳​以上の技術者らで昨年4月に行動隊を結成、公益社団法人の認可も​受け、参加者は現在約700人。18日、ロサンゼルスで記者会見​した山田さんは「世界のどこで原発事故が起こってもおかしくなく​、作業を東電から切り離し、国際的な監視体制も作らないといけな​い。『国境なき行動隊』を作る準備も始める」と話した。(ロサン​ゼルス=藤えりか)


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by y_csm521 | 2012-08-19 00:06 | 汚染地域


10都県で過去11年の最大値=ストロンチウム90の降下量―測定結果公表・文科省
<2012年7月24日 16時50分 時事通信社>

文部科学省は24日、東京電力福島第1原発事故で放出されたとみられる放射性ストロンチウム90が、大気中から地上に降った量(降下量)の都道府県別測定結果を公表した。津波や事故の影響で測定できない宮城、福島両県を除くと、茨城県など10都県で、事故前11年間の最大値を上回る値を記録。最も多かったのは昨年3月の茨城県で、1平方キロ当たり600万ベクレルだった。

 文科省によると、測定は直径2メートルの水盤を1カ月間屋外に置き、たまったちりなどを採取して放射性物質の量を調べた。

 2000年以降、事故前までの最大値は06年2月に北海道で測定された同30万ベクレルで、1960年代の大気圏内核実験の影響。事故後は、茨城のほか、岩手、秋田、山形、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の各都県でこの値を超えた。原発事故の影響とみられる。 



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by y_csm521 | 2012-07-25 00:45 | 汚染地域

≪東京新聞の記事より by COSMOS≫

26年目の訂正 「原発はいらない」 双葉町の標語考えた少年後悔

 「原子力明るい未来のエネルギー」。福島県双葉町の中心街の入​り口に掲げられた看板の標語だ。二十五年前、当時小学六年の大沼​勇治さん(36)が町のコンクールに応募し、選ばれた。大沼さん​は、一年四カ月の避難生活で「脱原発」を確信した思いを伝えたい​と、今月十五日、一時帰宅した際、自ら標語を「訂正」した。

 大沼さんは東京電力福島第一原発の事故後、身重の妻せりなさん​(37)と地元を離れ、現在は愛知県安城市で避難生活を送る。町​が原子力標語を公募したのは一九八七年。原発が町の未来をつくる​と信じた言葉が入選。第一原発から約四キロの自宅近くに鉄製の看​板が電源立地交付金で建てられ、誇らしかった。

 大学を出て就職などし、二十九歳で帰郷。不動産会社に勤める傍​ら、看板の横にある土地にオール電化のアパートを建てて、東電社​員にも貸していた。ずっと町の発展が原発とともにある「安全神話​」を疑わなかった。

 しかし事故後、町は警戒区域となり、全町民が避難。「平穏な暮​らしが町ごと奪われた現実」にさいなまれ、テレビで標語が紹介さ​れるたびに胸を痛めた。自らを責め悔いる日々から「原発の現実を​話す権利はある」と考えた。脱原発を行動で示し、その姿を長男勇​誠ちゃん(1つ)に将来伝えたいと思った。

 夫婦が一時帰宅した今月十五日、記者も同行した。防護服姿の大​沼さんはまず、標語にレッドカードを突き付け「退場」と叫んだ。​その後、看板の手前で持参した画用紙を高く掲げた。すると、そこ​に書かれた「破滅」の二文字が「明るい」に重なり新しい標語が読​み取れた。「原子力破滅未来のエネルギー」。二十六年目の訂正の​瞬間だった。

 大沼さんは「原発事故で故郷を奪われることが二度とあってはな​らない。日本に原発はいらない」と話した。 (野呂法夫​)

(東京新聞)


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by y_csm521 | 2012-07-19 00:39 | 汚染地域

≪南相馬市議 大山こういち氏のブログhttp://mak55.exblog.jp/16318274/からの転載です。
byCOSMOS≫

小出先生から

2012年6月29日
「黒い物質」の測定に関する覚書
京都大学原子炉実験所  小出 裕章

Ⅰ.はじめに
 福島原発事故からすでに1年以上の時が流れた。
原子力発電所から北東に広がる60万ベクレル/m2という猛烈な汚染地域からは、
約10万人の人々が追われた。

 しかし、日本の法令を守るのであれば、
放射線管理区域に指定して一般の人々の立ち入りを禁じなければならない、
4万ベクレル/m2の土地は、東北地方、関東地方の広大な地域に広がっている。

 日本の国は、その広大な土地を捨てることができないと判断し、
人々をそこに取り残した。被曝を避けたければ、その土地を捨てて逃げるしかないが、
国は何の賠償も支援もしないという。

 力のある人の中には自力で逃げた人たちもいるし、
せめて子どもを被曝させたくないとして、子どもと母親を逃がし、
父親は汚染地にとどまっている人もいる。

 しかし、農民や、酪農・畜産家などにとっては、土地そのものが命であり、
容易には逃げられない。

 今現在、数100万人の人たちが、放射線管理区域の中で生活し、
子どもを産み、子どもを育てている。

 国は、除染をすれば、被曝量を減らせるかのように言うが、
人間には放射能を消す力はない。

 「除染」とは汚れを除くという意味だが、本当のことを言えば、汚れは除けない。

できることは、汚染を移動させることでしかない。 

 そのため、私は「移染」という言葉を使っている。

 そして、人間が自分で汚染を移動させる他に、自然もまた汚染を移動させている。

 山に降った汚染は、里に降りてくるし、川に流れた汚染は海に流れる。

 また、被曝にとって最大の問題であるセシウムは土などに固着して濃縮する。

 人々が取り残され、子どもたちもそこで日々の生活を送っている場所に
「黒い物質」があるとのことは、ずいぶん前に聞いた。

 それについての調査は、神戸大学の山内知也さんが素早く取り組み、
猛烈なセシウム濃度になっていること、
その正体が藍藻類の死骸であることを突き止めている。
  
 すっかり遅くなったが、
私自身もその「黒い物質」を測定する機会を得たので、結果を報告する。

Ⅱ.試料と測定
 「黒い物質」の試料はほぼ同時に2つのルートで私の手に届いた。
一つは東京の下町さらに多摩地区のもの、そして2つ目が南相馬市のものである。

南相馬はセシウムの汚染密度が10万ベクレル/m2を超える汚染地帯であるし、
葛飾区、江戸川区など千葉県に接する一部の区は、
4万ベクレル/m2を超えた汚染を受けている。
 試料の一覧を表1に示す。

表1  「黒い物質」試料一覧
試料名採取場所番号など受け取り形状
東京1東村山市、学校0(1/2) 100ccポリ容器入り
東京2東村山市、学校0(2/2)100ccポリ容器入り
東京3葛飾区水元公園3100ccポリ容器入り
東京4葛飾区水元公園4100ccポリ容器入り
東京5葛飾区水元公園5100ccポリ容器入り
東京6葛飾区水元公園6100ccポリ容器入り
福島県南相馬市1川房奥01ポリ袋入り
福島県南相馬市2金谷商店前07ポリ袋入り
福島県南相馬市3金谷商店前08ポリ袋入り
福島県南相馬市4シャーレ入り

 測定はGe半導体検出器を使うガンマ線スペクトロメトリで行った。試料は次章で示すように高濃度のセシウムを含んでおり、試料の開封、測定容器への移し替え操作などをできる限りしないようにした。それでも、特に南相馬で採取した試料の中には、放射能量が強すぎて、測定システムのデッドタイムが90%を超えてしまうものがあり、試料の分取をせざるを得ないものもあった。しかし、受け取った状態のまま測定した試料もあり、その場合、あらかじめ効率校正した容器を使っていないため、定量結果に10%程度の誤差があるだろうと思う。その点お含みおき願いたいが、環境試料であることを考えれば、十分に受け入れていただけるだろうと思う。

表2  「黒い物質」試料測定条件など
試料名測定形状測定日測定試料重量測定時間
東京1100ccポリ容器のまま2012/5/305476.2
東京2100ccポリ容器のまま2012/5/3057100.7
東京3100ccポリ容器のまま2012/5/30618.1
東京4100ccポリ容器のまま2012/5/305111.3
東京5100ccポリ容器のまま2012/5/30729.55
東京6100ccポリ容器のまま2012/5/30659.93
福島県南相馬市1大面積試料皿に分取2012/6/70.686.28
福島県南相馬市2大面積試料皿に分取 2012/6/71.09.8
福島県南相馬市3大面積試料皿に分取 2012/6/71.016.7
福島県南相馬市4シャーレのまま2012/6/71209.95


Ⅲ.測定結果
 代表的なスペクトルを図1に示す。
 これは「東京1」(東村山市の学校で採取した黒い物質)試料を効率校正済みの容器に移し、982分(夕方から翌朝まで)測定したものである。長時間の測定をしたため、測定系のバックグランウンドである天然のK-40やBi-214もスペクトル上に見てとれる。しかし、Cs-137、Cs-134が高濃度で含まれていて、明瞭なピークとして現れている。
 南相馬市の黒い物質はさらに高濃度のセシウムを含んでおり、表面でのガンマ線量率を測ると100μSv/hを超えた。それをGe検出器にかけたところ、検出器のデッドタイムが90%を超えてしまい、正常な測定ができなくなった。そこで、1g以下の試料を分取し、効率校正が済んでいる大面積試料皿(50cmφ)に薄く広げて測定した。そうして得られたスペクトルの一例(福島県南相馬市1、川房奥)を図2に示す。この場合、わずか0.68gの試料を6.3分測定しただけで、Cs-137とCs-134のγ線が明瞭のピークとなり、測定系のバックグラウンドである天然の放射性核種などまったく見ることもできない。

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それぞれの試料に存在するセシウム134と137の濃度を表3に示す。
表3  「黒い物質」試料中セシウム濃度 単位はBq/kg
Cs-137Cs-134合計
東京1    14,000±8,500±59    22,000±140
東京2    13,000±8,400±51    22,000±120
東京3170,000±870110,000±720 280,000±1,600
東京4180,000±860110,000±640 290,000±940
東京5150,000±68089,000±500  240,000±1,200
東京6120,000±59074,000±470  190,000±1,100
南相馬1
3,800,000±21,0001,900,000±14,000 5,700,000±35,000

南相馬21,500,000±8,800760,000±6,100 2,300,000±15,000
南相馬31,900,000±7,600990,000±5,400 2,900,000±13.000

南相馬4    6,700±79      4,300±63   11,000±140


南相馬市で採取された黒い物質には、1kg当たり200万~600万ベクレルものセシウムが含まれている。また、東京の下町、葛飾区水元公園で採取した黒い物質には1kg当たり20万~30万ベクレル、東村山市の学校で採取したものにも、1kg当たり2万ベクレルを超えるセシウムが含まれている。
 これまでの日本の法令では、1kg当たり1万ベクレルを超えるCs-137、Cs-134は放射性物質である。そうした物質は、放射性物質として厳重に管理されなければならないものであったし、放射線管理区域以外に存在することも許されないものであった。それが今では、人々が普通に生活している場に存在してしまっている。

Ⅳ.なすべきこと
 福島原発事故により、福島県を中心に東北地方、関東地方の広大な大地が放射線管理区域の基準(1m2当り4万ベクレル)を超えてセシウムで汚染されている。日本の政府はそれを知ったうえで、人々をその汚染地に取り残した。今現在も子供を含めた100万人を超える人々が汚染地で日々の生活を余儀なくされている。そうした地では、本報告で示したように、猛烈にセシウムが濃縮された物質がマイクロスポット的に分布している。また、放射線管理区域に指定しなければならないほどの汚染を受けていないところ(例えば、東京の東村山市)にも、セシウムが濃縮された物質が存在しており、本来なら放射性物質として管理しなければならない。
 法令に従うのであれば、当然、それらの物質の撤去と管理が必要であるし、何よりも子どもたちが遊ぶ場所からはそのような物質を早急に撤去する必要がある。

 最後に、これらの試料は多数の人々の苦闘の中で集められたものであることを記し、彼らに感謝します。

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by y_csm521 | 2012-07-12 12:14 | 汚染地域

東京都が25日、葛飾区の都立水元公園内で地上1メートルの空間放射線量を調査したところ、最高で毎時1・22マイクロ・シーベルトが検出され、都は公園内を除染することを決めた。

都が都内で除染を実施するのは初めて。

 国は周辺より1マイクロ・シーベルト以上高い地点を除染の対象としており、同公園内は1・16マイクロ・シーベルト以上が基準となる。

25日午前、都が公園内の駐車場の植え込みなどを測定したところ、14か所中、9か所で1・16マイクロ・シーベルトを超えた。同公園の駐車場周辺は、共産党都議団が、「周辺よりも放射線量が高い」と指摘していた。

(2012年6月25日15時04分 読売新聞)

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東京都葛飾区の都立水元公園で空間放射線量が高い場所があると共産党都議団が指摘した問題で、可知佳代子都議らがあらためて線量を測定したところ、公園の中心部にある植栽付近の数値は地上一メートルで毎時一・二マイクロシーベルトを超えた。東京電力福島第一原発に近い水戸市や宇都宮市よりも高い。都は二十二日、この現場を立ち入り禁止とし、二十五日に再測定する方針だ。 (松村裕子)


 可知議員らは十九日に測定。本紙記者も同行した。高線量を測定したのは公園の中央南側に位置する駐車場周辺の植栽。立ち木の根元に外から運び込んだような泥がかぶせてあり、その地上一メートル付近で可知議員の線量計は一・二三マイクロシーベルトを示した。これまでの同都議団の測定と同様一マイクロシーベルトを超えた。記者も携帯した線量計で測ったところ一・二七マイクロシーベルトだった。


 この場所から一メートル離れると数値は一マイクロシーベルトを割り込んだ。同じ植栽付近でも場所によって差があった。放射性物質は落ち葉や腐葉土にたまりやすいとされる。植栽の近くにある駐車場のアスファルトの上だと、記者の線量計では〇・一六~〇・二二マイクロシーベルトだった。


 文部科学省のガイドラインは、地上一メートルで周辺より一マイクロシーベルト以上高い場合を除染の目安としている。今回の測定で比較すれば、植栽の場所は駐車場より一マイクロシーベルト以上高く、除染対象になりうる。


 この日の水戸市内の県施設の線量(地上一メートル)は文部科学省の推計値で〇・〇八三マイクロシーベルト、宇都宮市では〇・〇八四マイクロシーベルト。水元公園は第一原発から約二百キロ離れているが、公園のアスファルト上の数値でさえ、両市よりも高い。


 植栽は遊び場ではないが誰でも入れる。道路をはさみ、区立東水元小学校や日枝神社もある。可知議員は「泥は側溝を掃除した際に置いた可能性もある」と指摘している。


 都は、これまでに環境局や建設局が実施した測定を基に「周辺より一マイクロシーベルト以上高くはなく、除染の対象にならない」と主張していたが、二十二日に植栽の周辺に立ち入らないよう柵を設けた。

(東京新聞 6月24日朝刊)

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by y_csm521 | 2012-06-25 17:00 | 汚染地域