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COSMOSの原発関連ニュースメモ

ycsm521.exblog.jp

毎日たくさん流れてくる原発関係のニュースの個人的なメモです。

カテゴリ:科学的説明( 2 )


<毎日のように、有意義な情報を転送して下さる方からの、「臨界ではなく自発的核分裂」という小出先生のお話しの文字起こし文転送情報と、それに対する補足のコメントです。
どんな情報も伝えるに際して気をつけなければなりませんが、特に「放射能」に関しては、専門家の偏らない知識が正しく国民に伝えられる必要があること、そのことにマスメディア、個人に関わらず、もっと意識を高く持たなければならない、と改めて思いました。

同時に、「事実そのものの重み」も感じることの出来る補足のコメントだと思いましたのでご紹介します。

また、最後に引用されたマルティン・ルーサー・キング牧師の言葉も
是非。

 by COSMOS)

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みなさまへ   (BCCにて)M
小出先生の「たね蒔きジャーナル」11月3日分の転送です。

「自発的核分裂」は臨界とは別で、たぶん臨界はないだろう。むしろ危険なのは宙吊りになっている4号機の使用済み燃料だ、と語っています。

●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。
「小出裕章非公式まとめ」

=====以下転送=====

Nです、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞大阪本社論説委員の藤田悟さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、2号機のキセノン、東電は放射能の自発的な核分裂で、臨界でないと言いました。キュリウム242が崩壊するキセノンの量と合う、臨界ならこの1万倍の量にある、停止している原子炉でも見られると言うのです。

 ベラルーシの研究者が、除染について効果を疑問視しています。福島で、ベラルーシと意見交換し、農地の表面の土を削ると肥沃度が下がり農作物が育ちにくい、除染の効果を疑問視し、高い濃度の汚染地では食料としない作物を作らないといけないと言うことです。

 東日本大震災のがれきが東京に到着し、6個のコンテナが江東区の焼却場で処理されます。11000トンのがれきを受け入れます。


 そして、小出先生のお話、神奈川のリスナーより、2号機のキセノンのこと、自発的核分裂であり、JCOではバケツで事故が起きたが、大丈夫かについて、まず自発的核分裂とは、放射能(セシウム、ヨウ素)はアルファ線、ベータ線を出して原子核崩壊する、キュリウムは、アルファやベータ崩壊せず、何をしなくしても勝手に核分裂する、ウランが核分裂して、セシウムやキュリウムが出来て、勝手に核分裂をします。

量の問題で、自発的な核分裂、少しずつしかしない、キュリウムの量も多くなく、キセノンの検出もあるが、発熱量は取るに足らないのです。自発核分裂は臨界と関係なく、臨界が生じるかは別の問題であり、JCO事故、容易に臨界になる状態で作業していた、今回は原子炉が壊れていて、臨界にならないのです。予想を裏切り起こることもあるが、多分ないと思われるのです。JCOはウラン溶液を使い、核分裂性のウランが20%も大量にあり、危険であったのです。

リスナーより、4号機の使用済み燃料、一刻も早く別の場所に移さないと、冷却できなくなり危険と海外のニュースで聞いたと言うことですが、心配するのはもっともで、大量の使用済み燃料が炉心の3倍もあり、冷却に失敗したら水素が出て燃料も融ける、一番恐れているのが、プールが宙吊りであり、下の階も爆発で吹き飛び支えを失っている、余震でプールがひっくり返ったら大変と、東電は補強工事を行うといい、それをやっていると思われる、しかし、補強しても余震が来てプールがひっくり返ると大量の燃料が融けて空気中に放射能が出る、水素爆発は起こらないが、融けて手の打ちようがなくなる、予断を許さないのです。

藤田さん、キセノンのことで、年内の冷温停止は出来ない、政府が固執しているのがおかしい、原子炉を冷やし、自発核分裂は当たり前で、工程表の改定、作業変更はないのです。

東電は福島構内で顔を覆う全面マスクを一部で免除すると言っているのですが、風で埃が舞い上がったらダメ、どこまで我慢するかの取引で、全面マスクは苦しいし、作業もしにくいが、息苦しく作業が出来ない時より、ある範囲全面マスクを免除するのがいい場合もあるのです。一度全面マスクをしたら分かる、とても仕事にならないのです。それをしないと内部被曝する、作業がやりにくいと言っていられないのです。

今日も、小出先生のお話をお知らせいたしました。

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<「たね蒔きジャーナル」11月3日書き起こしへの補足>

けさほど送りました「たね蒔きジャーナル」11月3日分に紹介された小出先生の発言にかんして、Nさんの書き起こしの表現が誤解を招くようだと、京都のMTさんから補足のご指摘がありました。

専門的な内容で私には無論分かりませんが、「自発的核分裂」という現象がどのようなものであるか、私たちにも理解できるような当を得た補足と思います。ありがとうございました。(by M)

=====以下全文転送======

M氏より投稿のあった
小出先生の「たね蒔きジャーナル」11月3日分の転送に
「ウランが核分裂して、セシウムやキュリウムが出来て、勝手に核分裂をします。・・・」
とありましたが、この箇所は、
誤解を生じやすい表現になっていますので、
念の為、問題の箇所を指摘、補足し、
誤解の発生を防いでおきます。


 問題の箇所の、小出先生の「たね蒔きジャーナル」11月3日分の転送部は
「・・・・まず自発的核分裂とは、放射能(セシウム、ヨウ素)はアルファ線、ベータ線を出して原子核崩壊する、キュリウムは、アルファやベータ崩壊せず、何をしなくしても勝手に核分裂する、ウランが核分裂して、セシウムやキュリウムが出来て、勝手に核分裂をします。・・・」

ですが、


 「ウランが核分裂して、セシウムやキュリウムが出来る」のではありません。

ウランの原子核が核分裂すると、
約40種類以上もの様々な種類の
(ウラン原子核よりも小さい)原子核が発生します。
同位体まで含めると、全ての放射性物質の種類は約百数十種類を超えます!
セシウム(原子記号Cs)も、原子番号が55で、
陽子数がウランの原子番号(陽子数)の92より小さいですから、

確かに、「ウランが核分裂して出来る核分裂生成物質のひとつには、
セシウムも含まれることは間違いないのですが。

 ただし、「ウランが核分裂して、キュリウムが出来る」のではありません。

キュリウム(原子記号でCmと表記します)の
原子番号は「96」で
ウランの原子番号(陽子数)92より大きい超ウラン元素です。

自然界に存在する元素はウランが一番重く
(原子番号でいえば92番=陽子数92個)、
これを超える原子番号を持つ元素は、
自然界には存在しません。


 このキュリウムは
「ウランの原子核が核分裂して出来るウラン原子核の破片」
ではありません。
ウラン原子よりも重く、
自然界には存在しない「超ウラン元素」のキュリウムは、
歴史的には、1944年に、米国人シーボーグ等により
プルトニウム239(これも人工元素のひとつ)に
32×10六乗eV(エレクトロン・ボルト)もの超高速高エネルギーα粒子を
衝突させることで、始めて地上に人工的に作られた人工元素です。

この時作られたキュリウムは、
原子量が242で半減期163日の放射線を放出する放射性物質でもある、
超ウラン元素であることが確認され、
キューリー婦人にちなんで名付けられた人工元素の
キュリウム242とされました。

 この最初のキュリウム242の発見後も、
次々に、多くのキュリウムの同位体
(原子番号は同じ96でも原子量が
それぞれ異なるキュリウム元素のことを
キュリウム元素の同位体といいます)
が発見されました。
最も半減期の長いキュリウムは、
キュリウム247の1560万年です。


 その後、更に、超ウラン元素の一つであるアメリシウム243
(原子番号95、原子量243の元素。元素記号Am)
に中性子を照射することでも、
キュリウム244(半減期18・1年)の超ウラン元素が
人工的に作られることも確認されました。


 ちなみに、このキュリウムの同位体は
キュリウム(Cm232)から、キュリウム(Cm252)まで、
19種類ものキュリウム元素の同位体が存在します。


これら19種のキュリウム元素同位体のすべてが放射性元素
(つまり放射線を放出する物質)で、
他の原子核へ変換(崩壊)していきます。
最も半減期の長いのがキュリウムCm247で1560万年です。
その他にも、34000年のCm248、9000年のCm250、8500年Cm245など
比較的安定したキュリウムもありますが、
その他のキュリウムの同位体の大半の半減期は
35日未満の短い半減期を持っていますので、
原子量を決める(計測する)ことは出来ず、
質量範囲は233~252の間でしか定められません。


 従って、「たね蒔きジャーナル」11月3日分の
転送文中の「ウランが核分裂して、セシウムやキュリウムが出来る」
という説明の後半部は、不正確な表現です。


 ウランの核分裂に伴ってセシウムという放射性物質は確かに出来ます。
これとは別の現象ですが、また原子核分裂現象ではなく、
原子核変換現象として、
原子炉内でウランがプルトニウムや、アメリシウムという
超ウラン元素に変換される現象も生じますが、
そうやって生じたプルトニウムやアメリシウムなどの超ウラン元素が、
更に炉心内のα線や中性子線が衝突すことで、
キュリウムやアメリシウム等の超ウラン元素が出来て、
それらの超ウラン元素の原子核が自然崩壊(原子核の自然変換)することで、
放射線を放出し、それがキュリウムやキセノンの発生となる・・・
というのが、より正確な説明です。


 たぶん、小出裕章先生も、
このように詳しく説明なさるのが煩わしいので、
大ざっぱな表現をなさったのだろうと思って、
念のため、問題の箇所のURL
内容文字おこし
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65773401.html
でも確かめてましたら、


「原子炉を動かしてしまいますとウランが核分裂をしてセシウムやヨウ素もできますし、

一方ではキュリウムというような放射性物質も出来てきて。
その出来たものが勝手に核分裂をするというそういう性質を持っています」
と、小出裕章先生も、
ウランの核分裂に伴う副産物としてのキュリウムが生成される・・
と、おしゃられておられます。
ウランの原子核分裂それ自体からキュリウムが生じる核分裂生成物質ということは
小出裕章先生は、おしゃってはおられませんので・・・・


問題箇所は、「たね蒔きジャーナル」11月3日分の小出裕章先生の上記の発音声言を
「文字起し」なさった方が、
小出裕章先生の発言なさった通りには「文字起し」をなさらず、

漠然と
「ウランが核分裂して、セシウムやキュリウムが出来て、勝手に核分裂をします。・・・」と、
ウランが核分裂してセシウムもキュリウムも発生する・・・
誤解されやすい表現に言い換えてしまわれたものと思われます。

念の為に・・・・


それよりも、今回のキセノンやキュリウム騒ぎで
明らかになった放射性物質の核種を計測する方法が、
いかに難しいか、現在まで東京電力や政府や自治体やマスコミが
報道し垂れ流し続けている
放射能測定値がいかにあてにならないかが
見事に暴露されましたね。

これについては、次回お知らせします。

**転送転載歓迎**

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社会が激動している今この時
歴史に残る最大の悲劇は
「悪しき人々」の過激な言葉や暴力ではなく「善良な人々」の沈黙と無関心である。
我々の世代が後世に恥ずべきは
「暗闇の子」の言動ではなく
「光の子」が抱く恐怖と無関心である。 (M.L.キング牧師)
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by y_csm521 | 2011-11-05 15:57 | 科学的説明

天然放射能と人口放射能は違う

埼玉大学名誉教授・市川定夫氏(放射線遺伝学)の講義。
原発由来の放射能と、自然由来の放射能を同列に並べ比較する原発推進派のウソが分かります。

市川氏は1935年大阪府生まれ。京都大学農学部卒・同大学院終了。農学博士。米国ブルックヘブン国立研究所研究員、メキシコ国立チャピンゴ農科大学大学院客員教授、埼玉­大学理学部教授等を経て、現在、埼玉大学名誉教授。その間、伊方原発訴訟や原爆症認定訴訟などの原告側証人として放射線と遺伝の関係を証言。また、ムラサキツユクサの研究­は有名で、ごく低線量でも生物に影響があることを証明。1995年から原水禁国民会議副議長を務め、今年4月に議長に就任。


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by y_csm521 | 2011-09-14 21:38 | 科学的説明