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COSMOSの原発関連ニュースメモ

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毎日たくさん流れてくる原発関係のニュースの個人的なメモです。

<   2012年 07月 ( 17 )   > この月の画像一覧



2号機ベント管から漏水か=福島第1、修理へ本格調査―東電


2012年07月24日20時59分
提供:時事通信社
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 東京電力は24日、経済産業省原子力安全・保安院が開いた福島第1原発事故に関する技術会合で、1~3号機の原子炉格納容器下部を調査した結果を発表した。事故で最も多く放射性物質を放出した2号機について、格納容器下部とドーナツ形の圧力抑制室をつなぐベント管の隙間や、圧力抑制室下部に小規模な損傷があり、汚染水が地下に漏れ続けている可能性が高いと推定した。

 東電は修理に向け、年内に本格的な調査を実施。障害物を乗り越えられる四足歩行ロボットや、磁石で配管などに張り付いて移動するロボットの投入を検討している。


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by y_csm521 | 2012-07-25 00:54 | 福島第一原発状況

札幌の意見聴取会のUstream録画です。

●20120722「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会」
視聴数222, 長さ: 137:57, Recorded on 12/07/22

●IWJ_HOKKAIDO
「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会@札幌」録画



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by y_csm521 | 2012-07-25 00:50 | 政府・電力会社・抗議・裁判


10都県で過去11年の最大値=ストロンチウム90の降下量―測定結果公表・文科省
<2012年7月24日 16時50分 時事通信社>

文部科学省は24日、東京電力福島第1原発事故で放出されたとみられる放射性ストロンチウム90が、大気中から地上に降った量(降下量)の都道府県別測定結果を公表した。津波や事故の影響で測定できない宮城、福島両県を除くと、茨城県など10都県で、事故前11年間の最大値を上回る値を記録。最も多かったのは昨年3月の茨城県で、1平方キロ当たり600万ベクレルだった。

 文科省によると、測定は直径2メートルの水盤を1カ月間屋外に置き、たまったちりなどを採取して放射性物質の量を調べた。

 2000年以降、事故前までの最大値は06年2月に北海道で測定された同30万ベクレルで、1960年代の大気圏内核実験の影響。事故後は、茨城のほか、岩手、秋田、山形、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の各都県でこの値を超えた。原発事故の影響とみられる。 



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by y_csm521 | 2012-07-25 00:45 | 汚染地域

≪FOEJapanの満田さんからのメールの転載です。 by COSMOS≫

みなさま

今回の人事、考えれば考えるほど恐ろしいです。
規制委員会は、避難問題や被ばく管理政策などについても所掌するでしょう。
そのときに、低線量被ばくを過小にみて、除染を推奨する田中俊一氏や、「低線
量被曝では子供と大人で発がんリスクに差がなく、原発事故による住民の被曝線
量も十分に低い」とする中村氏のような人に、政策の根幹を握られてしまったら、
福島はいったいどうなってしまうのか。

これは、外から騒ぎを大きくすると同時に国会議員に働きかけるしかないと思います。

下記のようなメッセージをぜひ拡散して下さい!(ツイッター用に140字以内にしています)

満田

<一般向け>
大ピンチ。新設の「原子力規制委員会」の人事案、原子力ムラの面々。トップの田中俊一氏は、自主的避難の賠償に最後まで反対。新設の委員会は巨大な権限。まだ間に合う。人事には国会の同意が必要。国会議員に声を!
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-5a71.html

<国会議員向け>
原子力規制委員会の人事に反対を。こんな人事では原子力ムラに日本は牛耳られます。トップの田中俊一氏は、原研機構副理事長、原子力委員長代理、原子力学会会長を歴任したムラ出身者。自主的避難の賠償を妨げた張本人。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-5a71.html

<メディア向け>
ちゃんと取材をしてください。原子力規制委員会の人事に異議あり。原子力ムラに日本は牛耳られます。トップの田中俊一氏は、原研機構副理事長、原子力委員長代理、原子力学会会長を歴任したムラ出身者。自主的避難の賠償を妨げた張本人。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-5a71.html




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by y_csm521 | 2012-07-23 10:32 | 政府・電力会社・抗議・裁判

≪メーリングリストに流れて来た情報です。シェアしたくて掲載しました。 by COSMOS≫

さえきさんの意見
★明日、札幌で[エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会]があるんですが、行く人には、ぜひ読んでほしい記事があります。★
3つぐらい選択肢が出ているんですが、北海道はすでに再生可能エネルギーだけで賄えるぐらい電力供給力があるんですよ。もちろん、足りない時はまだ火力発電に頼る必要がありますけどね。揚水発電、蓄電、LNG火力発電が2014年までには運用されるので、それまではレンタルの簡易火力発電(三菱重工のメガニンジャや苫小牧の発電所に設置されているディーゼル式の火力発電)を使えば十分、この冬も乗り切れるでしょう。

「再生可能エネルギー発電、能力300面キロワットに」(日本経済新聞2012年7月5日)
大規模太陽光発電所(メガソーラー)や風力発電の設置計画が道内で相次いでいる。北海道電力によると、メガソーラーと風力で新たに売電を希望する議場者は最大発電能力で計約300万kwと札幌市の全世帯の仕様電力を賄う規模になる。1日から再生可能エネルギーの全量買い取り制度が始まり、企業の参入は増えそうだが、不安定な発電を活用するには課題もある。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

泉さんの意見

ほくでんからの今月の電気料金のお知らせと一緒に、

あなたのでんき
「ほくでんは、これまで電力の安定供給に取り組んでまいりましたが、この夏、現在定期検査中の泊発電所の運転を再開できない場合、お役様に電気を安定してお届けすることが非常に難しい見通しです。、、、、お客様に節電のお願いをお願いしなければならない状況となりました。」
というお知らせが届きました。

これは、電力の最大受容が冬場の北海道では、根拠のない遠回しの脅しであり、抗議すべきものであると思います。節電が必要であれば、需要の大半を閉め、しかも一般家庭より安い電気料金を支払っている、しっかり企業に節電をさせてほしいものです。

大飯再稼働を強行するために、関西電力は、火力発電8基を停止し、電力余剰がある事実を隠蔽し、再稼働はやむおえないと、再稼働反対の周辺自治体知事たちに脅しをかけました。


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by y_csm521 | 2012-07-22 01:43 | 電力不足問題

≪札幌の「原発出前授業」の河原さんの記事です。同感です! by COSMOS≫

野田首相は、原発について国民の意見が二分されていると言ってい​ますが、本当にそうなのでしょうか?3・11の前だったなら、賛​成推進派vs反対廃止派という構図があったかもしれませんが、3​・11以後、原発の危険性が明白になった以上、もはやこの構図は​成り立たないのではないでしょうか?いま国民の多くは、危険な原​発に依存している状態から脱することを、すこしでも早くも進めて​ほしいと願っているのではないでしょうか。もし、原発について、​意見の相違があるとしたら、どれだけの早さで脱原発を進めて行く​のかという違いだけではないでしょうか?
これに対して、いま国が示してきた新たな構図は、将来めざすべき​原発依存度を0%、15%、25%という三つの選択肢から選ぶと​いうものです。かつての対立の構図も、ある意味でごまかしの罠で​あったように、この構図も新たなごまかしの構図だと思います。い​ま国民の多くは、圧倒的に依存度0%を望んでいるのではないでし​ょうか?そして、いま依存度25%を望む人とは、どのような人達​なのでしょうか?おそらく、これまで原発で大きな利益を得てきて​、そしてこれからも利益を得ようと思っている人達ではないでしょ​うか?
そう考えると、意見聴取会で、電力会社の社員の方が依存度25%​の意見を述べられるのは、良くわかりますが、これって、いままで​麻薬取引で大儲けしていたヤクザさんが、これからも麻薬取引で儲​けさせて下さいと言っているように聞こえるのは私だけでしょうか​?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回、全国で開催される意見聴取会では、あり得ない25%の選択​肢のほかに、わざとらしく15%を設定しているのは、おそらく、​落とし所はこの辺りという、国の思惑が見え見えですが、先日のさ​いたま市での意見聴取会で、これを選択した人は一番少なかったよ​うです。それなのに、全ての選択肢に3人ずつ意見を述べるという​のは、不公平のような気がします。三つの選択肢から選んで意見を​述べるという構図自体が問題ですが、そうだとしても、選挙の比例​代表制度のように、その割合で発言者の数を配分すべきではないで​しょうか?そうでなければ、本当に国民の意見や意向を聞いたこと​にはならないように思います。
こんなことをつらつらとツイッターに書き込んでいると、22日に​札幌で開かれる意見聴取会への参加する権利が当選しましたという​メールが入ってきました。私は意見表明の立場ではなく、一般参加​ですが、私もよく知っている小林さんとマシオンさんが、意見表明​者として当選されたそうです(もちろん0%の立場で)。一般参加​者は、質問、賛否の表明、発言、ヤジ、暴言などは禁止されていま​すが、なんとか我慢して、お二人の発言を応援してこようと思いま​す。


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by y_csm521 | 2012-07-21 11:06 | 政府・電力会社・抗議・裁判

≪新聞記事等からの転載です。 by COSMOS≫

博報堂が7854万円で落札した業者任せのエネルギー意見聴取会。

予算不足で、開催場所も参加者数も半減? 電力事業者社員が「抽選」で選ばれて、会社の意見を代弁。

今年3月8日にも、やはり博報堂の落札で被災地がれきの広域処理の広告が、朝日新聞に出たことは記憶に新しい。昨年からの予算を入れると合計40億ともいわれているがれきの広告費用。全て国民の税金です。
このお金を出している国民にとって、いったい何か利益があるのでしょうか?

大広告会社を儲けさせ、政府が「国民のみなさまのご意見をうかがいました」とアリバイ作りをするために血税をつかっているのではありませんか?

札幌でも7月22日 日曜日、13−15時まで、札幌第一合同庁舎にて、エネルギー意見聴取会が開催されます。

(東京新聞)

************************

<原発聴取会 業者任せ 開催回数や定員縮小 運営、分析も外注>

政府のエネルギー・環境会議が将来の原発比率はどれくらいがい​いか国民の意見を聴く会をめぐる問題で、当初の予定より開催回数​が半分になったり、定員が百人以上減ったりしていたことが分かっ​た。よく検討しないまま、運営を業者に外注した政府の実情が浮か​んだ。 (小野沢健太)

 発注者は経済産業省資源エネルギー庁で、広告代理店の博報堂と​電通が入札に参加し、博報堂が七千八百五十四万円で落札した。

 エネ庁は、入札の仕様書で、聴取会の開催場所は全国二十カ所程​度とし、定員は各会場とも三百人程度としていた。

 しかし、実際の開催場所は十一カ所に半減し、中に入れる人も百​~二百人に。合計すると、計六千人の国民が参加できるはずが、千​百人~二千二百人にまで減った。予算が余った場合は博報堂が返還​する契約という。

 「発注時はどのくらいの規模にするのかきちんと決まっていなか​った。二十カ所なら予算が足りなくなることはないだろうと判断し​た」。エネ庁の担当者は、見切り発車的に発注したことを認めた。

 定員がぐんと減ったことについても、「契約後に会場の確保のし​やすさなどを考慮し減らした」と説明する。

 聴取会を運営する博報堂と契約したのは今月二日で、初回のさい​たま市での開催まで二週間もなかった。

 会場での金属探知機による入場者チェックは仕様書通りだったも​のの、手話通訳を置くことが明記されているが、これまでの三会場​にはいなかった。

 十五日の仙台市会場で、細野豪志原発事故担当相は「(参加者が​書く)アンケートをすべて読み、思いを受け止める」と話していた​が、アンケートの集計や分析は博報堂任せ。本当に生の国民の言葉​を読む気があるのか疑問が残る。




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by y_csm521 | 2012-07-21 10:58 | 政府・電力会社・抗議・裁判

≪転送されてきた資料です。 by COSMOS≫

福島で行なわれようとしている<エートス・プロジェクト>とは何​か?

コリン・コバヤシ@パリです。
以下、転載歓迎です。

現在、福島県で動き始めている<エートス・プロジェクト>が原子​力ロビーを背景にして動いている計画であるにもかかわらず、あた​かも,住民が必要な、住民と対話し,住民が参加する優れた国際的​な復興支援計画のように語られている事態に対して、看過している​わけにはいかないので、以下に、画像、テキストなどアップしまし​た。

<エートス>計画の主体を担っているのは,仏原子力ロビーの仏電​力公社、仏原子力庁、アレヴァ社、IRSNが創設し、運営にかか​わっている、いわばロビーの民間向け窓口のNPO(​原子力分野における防護評価センター)です。

このCEPNの代表ジャック・ロシャール氏は、ICRPの委員も​兼任していて、ICRPの主催の会議に彼が出て来る背景が分かり​ます。
こうしたプロジェクトによって、<善意の>大学人、研究者はこと​ごとく利用され、原子力ロビーの目的遂行に,結局は協力している​ことになってしまうのです。
<エートス>などという倫理的な言葉や美辞麗句と多額の助成金が​ちらつくとき、また住民が帰郷の願望と再建の念に燃えているとき​、人々はそれらをつい受入れてしまうのです。

ここで,事実をもう一度確認しておくことが必要です。

@ベラルーシでの<エートス・プロジェクト>を見て来た
ミッシェル・フェルネックス/バーゼル大学医学部名誉教授の取材

インタビュー日本語字幕付き画像

@同氏が10年前にクリラッドの機関紙22号に掲載した
<エートス・プロジェクト>糾弾論考和訳

@また、国際原子力ロビーのひどさは、ウラディミール・チェルト​コフ監督<真実はどこに?>を御覧頂ければ、一目瞭然です。
ウラディミール・チェルト​コフ監督<真実はどこに?>

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by y_csm521 | 2012-07-19 00:48 | 原子力政策

≪東京新聞の記事より by COSMOS≫

26年目の訂正 「原発はいらない」 双葉町の標語考えた少年後悔

 「原子力明るい未来のエネルギー」。福島県双葉町の中心街の入​り口に掲げられた看板の標語だ。二十五年前、当時小学六年の大沼​勇治さん(36)が町のコンクールに応募し、選ばれた。大沼さん​は、一年四カ月の避難生活で「脱原発」を確信した思いを伝えたい​と、今月十五日、一時帰宅した際、自ら標語を「訂正」した。

 大沼さんは東京電力福島第一原発の事故後、身重の妻せりなさん​(37)と地元を離れ、現在は愛知県安城市で避難生活を送る。町​が原子力標語を公募したのは一九八七年。原発が町の未来をつくる​と信じた言葉が入選。第一原発から約四キロの自宅近くに鉄製の看​板が電源立地交付金で建てられ、誇らしかった。

 大学を出て就職などし、二十九歳で帰郷。不動産会社に勤める傍​ら、看板の横にある土地にオール電化のアパートを建てて、東電社​員にも貸していた。ずっと町の発展が原発とともにある「安全神話​」を疑わなかった。

 しかし事故後、町は警戒区域となり、全町民が避難。「平穏な暮​らしが町ごと奪われた現実」にさいなまれ、テレビで標語が紹介さ​れるたびに胸を痛めた。自らを責め悔いる日々から「原発の現実を​話す権利はある」と考えた。脱原発を行動で示し、その姿を長男勇​誠ちゃん(1つ)に将来伝えたいと思った。

 夫婦が一時帰宅した今月十五日、記者も同行した。防護服姿の大​沼さんはまず、標語にレッドカードを突き付け「退場」と叫んだ。​その後、看板の手前で持参した画用紙を高く掲げた。すると、そこ​に書かれた「破滅」の二文字が「明るい」に重なり新しい標語が読​み取れた。「原子力破滅未来のエネルギー」。二十六年目の訂正の​瞬間だった。

 大沼さんは「原発事故で故郷を奪われることが二度とあってはな​らない。日本に原発はいらない」と話した。 (野呂法夫​)

(東京新聞)


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by y_csm521 | 2012-07-19 00:39 | 汚染地域

≪現代ビジネス「ニュースの深層」の記事より。 by COSMOS≫

『それぞれが自由に集まり、整然と帰っていく「個人」の力 ~代々木公園「さ ようなら原発10万人集会」に参加して感じたこと 』     2012年07月18日(水) 長谷川 幸洋

現代ビジネス「ニュースの深層」

反原発運動が高まりをみせている。毎週金曜日の午後6時から始まる首相官邸前の抗議行動は、当初数百人だった参加者が最近では毎回1万人を超す規模に膨れあがっている。7月16日に東京・代々木公園で開かれた「さようなら原発10万人集会」には、主催者発表で17万人が集まり、反原発の声を上げた。

 昨年3月11日の東日本大震災と福島原発事故から1年4ヵ月が過ぎたが、反原発の抗議行動は衰えるどころか、ここへきてますます勢いを増しているように思える。猛暑の中、10万を超える人々がほとんど自発的に集まって抗議行動を展開するのは、1970年いや60年の安保反対闘争以来のことだ。これは、いったい何を意味するのだろうか。

 このコラムでも書き続けてきたように(直近では2012年6月15日付、7月6日付など)、背景には原発再稼働をめぐる野田佳彦政権のデタラメぶりに対する憤りがあるだろう。政府がいくら安全だと強調しても、多くの人々は信用していない。

 それどころか「また事故が起きるのではないか」と心配し、足元を見ても、福島だけでなく東北、首都圏にも放射能汚染が広がっている現状にやり場のない不安と怒りをたぎらせているのだ。

 新聞やテレビのようなマスコミが人々の気持ちを十分にくみとっているかといえば、必ずしもそうとはいえない。もちろん懸命に努力しているメディアもある。古舘伊知郎の「報道ステーション」は健闘していると思うし、東京新聞もそうだ。

 だが、人々はそんな一部メディアの報道だけで、けっして満足していない。十分だとも思っていない。メディア任せ、人任せではなく「自分自身が声を出さずにはいられない」という気持ちに突き動かされている。官邸前の抗議行動に何度か出かけ、16日の集会にも足を運んでみて、私はそう思った。

金曜夜の首相官邸や国会議事堂前で路上に立ち、みんなと一緒になって「再稼働反対」と声を出してみる。手製のプラカードを掲げてみる。疲れたら輪を離れ、歩道脇の石垣に腰を下ろして、隣の人と言葉を交わしてみる。そうやって2時間近くを過ごすと、ひととき、どこか胸のつかえが下りたような気持ちになって、家に帰っていく。

 私がもっとも心を動かされたのは、官邸前の抗議行動が終わるときだった。

勝手に路上に立つ「個人」

 それまで官邸前でも国会議事堂前でも前のほうに進もうとすると、人の波が多すぎて、にっちもさっちも動けなかった。ところが時計の針が7時半を回るころから、5人、10人と、前方から後方へと戻っていく人が出てくる。後ろへ下がっていく人並みはあっという間に数十人、数百人単位になり、やがて周辺の歩道は帰る人で一杯になった。

 抗議行動が終わる午後8時だった。

 抗議のコールやドラムの音はまだ鳴り響いていたが、帰りを急ぐ人たちは黙々と歩いていた。杖をついて歩く老夫婦がいる。新党日本の田中康夫衆院議員が自ら現場で配った白い風船を手にした母子連れがいる。彼らはもうシュプレヒコールも上げず、興奮した様子もなく淡々と地下鉄の駅や交差点に向かっていた。整然とした帰り姿。私は、こういう終わり方を予想していなかった。

 帰る彼らを見ながら、これは私が経験した70年代のデモとはまったく違う、と思った。かつてのデモは文字通り「闘争」だった。現場には明確な目標があった。首相官邸だろうが街頭だろうが、警察が阻止線を張っていれば、そのバリケードを実力で突破する。突破できなくても体当たりする。それが70年代の戦いだった。

 だが、今回の抗議行動にそんな目標はない。街頭で声を上げる。時間が来ればそれぞれ勝手に帰る。それだけだ。声すら出さず、ただ来ただけの人も大勢いる。そもそも、官邸前の抗議行動はデモですらない。だれかが警察にデモや集会の届けを出しているわけではなく、警察から見れば、路上に集まった大勢の群衆にすぎない。その意図は明確なのだが。

 70年代のデモはしばしば暴力的な行動を伴った。だが、今回はまったくといっていいほど衝突ざたがない。参加した人々にとっては「バリケードを突破する」ことなど、初めから目的ではないからだ。


リーダーもいるようでいない。毎週の抗議行動を呼びかけている首都圏反原発連合のホームページをみると「首都圏反原発連合は団体ではなくネットワークです」と書いてある。

 かつては「前衛と大衆」という言葉もあった。前衛による「先鋭的な行動」が無知な大衆を「覚醒する」といった「もっともらしい理論」が幅を効かせていた。だが、いまの抗議行動には前衛も大衆もない。あるのは勝手に路上に立つ「個人」である。

 それを確信したのは16日の10万人集会だった。

「自分で行動しなきゃと思って来ました」

 私は開会まで1時間以上もある午前11時前に会場の代々木公園に入った。市民団体や非政府組織(NGO)の運営する第1ステージが設けられたサッカー場は、地面に敷いた巨大なブルーシートの大部分がまだガラガラで「これで人が一杯になるだろうか」と心配になるほどだった。

 強い日差しを避けて、木立の中でフェンスを背に座った。斜め前では早くも「原発反対、いますぐ止めろ」とシュプレヒコールが飛んでいる。すると背中越しにフェンスの向こう側から年配とおぼしき人たちの声が耳に入った。女性2人と男性1人だ。

「『いますぐ止めろ』って言ったってねえ。それで止まるわけないわよねぇ」と女性の1人。「そんな簡単にはいかないのよ」ともう1人の女性。原発反対の集会のまっただ中で、醒めている。その通りだ。

 主催者が「大きなフラッグを広げたいので、みんな中央に集まってください」と何度もマイクで呼びかけている。すると1人が「『中に集まって』って言ってるけどねぇ、暑いから大変よ~」。ここは木陰なのだ。中央に出たら直射日光を浴びてしまう。そう思った瞬間、1人が言った。

「木の下は放射能が強いのよ。私のところなんか、みんな木を除染してるんだから」。これを聞いて、ぎょっとした瞬間、左隣にいた女の子と一緒のお母さんが「うん、うん」と小さくうなづいている。思わず木の上を見上げた。それで放射能が見えるわけでは、もちろんないが。

 そのうち、1人が問わず語りに言った。「マスコミが少ないわねえ」。たしかに思ったより少ない。カメラもペンの姿もほんの数えるほどだ。すると別の1人が続けた。「だいたい日本のジャーナリストは危ないところには行かないのよ」「そうそう」「いのちを懸けてペンを持ってる人なんていないんだから」

これを聞いて、私は意を決して後ろを振り向いた。「すみません、さっきから話を聞いてました。私もマスコミの1人なんです」

「あら、そう」と言って「ふーん」という顔をした。私は恐縮ながら年齢を聞いてみた。1人の女性が64歳、もう1人は63歳で「小田原から来た」という。男性は65歳だ。彼は地元の代々木に住んでいるという。ついでに左隣の母子連れにも聞いてみると、東京に住む28歳の母と3歳の長女である。母親が後ろを振り返って話の輪に加わり始めた。

「私はついこの間までワーキング・プアだったんです。いまの世の中、大企業とか上の方の人ばっかし良くて、私たちは苦しい生活を強いられている。この子だって、このままじゃきっと公立の学校だし。貧困って伝染する。増税も反対です。子供が心配です。自分で行動しなきゃと思って来ました」

 米国で暮らした経験があるという65歳の男性は、マスコミ批判を続けた。

「○○新聞とか××新聞とか。あんなのはダメだな。学者だって東大の先生は信用できないね。日本には民主主義が根付いてないよ」

「結局、大事なのは個人の1人1人なんです」

 そのうち集会が始まった。作家の大江健三郎や音楽家の坂本龍一らが壇上でスピーチをしているが、スピーカーの具合が悪いのか、よく聞き取れない。作家の落合恵子になったら途端に明瞭になった。

「落合さん、滑舌がいいわねえ、よく聞こえるわぁ」と64歳。落合が「コンクリートから人へと言ってた人たちが、命より原発になってしまいました」とスパッと言い切ると、隣のお母さんは思わず「そうだっ!」と小さく叫んだ。落合のメッセージは鋭かった。

 前のほうを「日本共産党」という旗を持った人が歩いている。白地にくっきり、さわやかな青い文字。すると女性たちが「なんで赤くないの?」「このごろはああなんじゃないの?」。私も意外に思った。イメージチェンジなのか。

 後ろの右隣には学生の3人連れもいた。

「さっきから何機もヘリコプターが飛んでるでしょ。あのうちの1機はみんなのカンパで飛んでるんだよ。余ったお金は福島原発を訴えた人たちに寄付したんだって」と男性の1人。この話、実は東京新聞が7月6日付で報じている。「やけに詳しいな」と思って聞いてみたら「私は東京新聞を購読してます」といった。千葉大学の大学院生(25)だった。

「先日の雨の金曜日、初めて首相官邸前に行ってみたんです。荒れるようだったら嫌だけど、平和的な感じだったし。それで今日も来てみました。来て良かった。みんなの気持ちが分かった」

私の周囲にいた人たちは、こういう人たちである。みんな勝手に喋っていた。

 たしかに、労働組合の旗はたくさんあった。「三里塚・芝山空港反対同盟」という懐かしい旗を掲げる人たちや「日本革命的共産主義者同盟・革マル派」の機関紙を配る人たちもいた。これには少し驚いた。「新自由主義と対決する総合雑誌」とか「薬害イレッサ訴訟」とか種々雑多なビラを受け取った。なかには組織動員もあったに違いない。

 しかし、私の耳には64歳女性が言った言葉が残っている。

「官僚だってみんな悪いんじゃないの。これまでの日本は、官僚ががんばって良くなったんだから。いい人だっているわよ(古賀茂明さんとか、と隣が合いの手)。組織になるとダメなのよねえ。みんな『長いモノには巻かれろ』になっちゃうのよ」

「でも、それじゃダメ。結局、大事なのは個人の1人1人なんです。私たち年配ががんばらないと、若い人がかわいそう。それを言いたくて、あえて今日はここまで来たんです」

 彼女の毅然とした発言が、いまの反原発運動を象徴しているのではないか。

(文中敬称略)



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by y_csm521 | 2012-07-19 00:36 | 脱原発運動・集会・支援