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COSMOSの原発関連ニュースメモ

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毎日たくさん流れてくる原発関係のニュースの個人的なメモです。

<   2012年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧


≪公益社団法人・福島原発行動隊の活動に、頭が下がります。背筋がしゃんとします。
この会の第20回の集会が参議院議員会館内で10月11日に行われました。
その時の講演の記録をコピーペーストします。もとの記事も、福島原発行動隊機関紙svcf通信に載っています。

相手の足をひっぱり合うことが討論だと思っているかのような、底の浅い議論の様子を見聞きしていると、このような見識の高い言葉に、はっとさせられます。
是非皆様と共有したいと思い、掲載致します。  byCOSMOS≫

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講演「福島原発をどうする ―この国の品格をまもるために―」 谷岡郁子参議院議員 (みどりの風)

Jヴィレッジから福島第一までの20キロ。本来ならばたわわに実った金色の稲穂が風に揺れているはずの土地はセイタカアワダチソウで一面に覆われていた。

●福島第一は、見えない放射能との戦いが毎日行われている戦場だった。福島第一は「マイクロ・シーベルトの世界」ではない。「ミリシーベルトの世界」だ。そこで働いている人たちは「緩慢な形での特攻隊」と言えるのではないか。
この日本でいちばん危ない場所で戦い続けている人たちを私たちはどのように遇しているのか。危険手当をもらっていない人がいる。補償されない人、被ばく管理されていない人がいる。

●福島第一はサステイナブル(持続可能)ではない。地震と爆発でさんざん揺さぶられ、高い温度と湿度と塩水にやられ、中性子が飛び放題の過酷な環境。
1号機から3号機までは点検にすら入れない。補修も部品の交換もできない。
1年間でおそらくは10年分の劣化が進んでしまう環境。機械工学的にみてもこれから何か問題が起きる可能性はきわめて高いだろう。
そして被ばくの問題がある。いちばん大事でしかも枯渇するのは技術と能力を持った人的資源だ。しかしベテランであればあるほど、被ばく線量は満杯にな り、これ以上働き続けることができない状況になる。
この事故収束の事業は一円も利益を生み出すことはない。出費ばかりが大きい。そうしたところに民間の営利企業がどれだけ必要で十分なお金を注ぎ込むだろ うか。もしも万全を期しているというのであれば、いちばん大変な仕事をしている作業員たちに、呼吸が大変なフィルター付きマスクではなく、楽に呼吸ができる空気清浄機能付きのマスクをなぜ使わせないのか。

●国家が事故収束の責任を取るべきだ。
毎日劣化が進んでいく状況の中で、万全を期して必要なことを今後何十年もか けて責任をもってやっていく。そのことを国家以外に誰にできるというのか。この放射能との戦争は国家の責任においてやらなければならない。福島第一を危険なままにしておいて、福島の復興も日本の再生もありえない。
だが政府も官僚も、あまりにも重大な現実を目前にして思考停止に落ち入ってしまっているかのようだ。
「私の責任で大飯を動かします」と言うのなら、福島の土地から放射能をすべて取り除くことが本来の責任であろう。それができないのであれば少なくても被災者の面倒をしっかりと見ること、そして福島第一の最後までの面倒をみること、それが国の責任だ。

●この国の品格をまもるために。
日本の強さは弱肉強食の競争で勝つという強さではない。大震災の後、日本が世界を驚嘆させたあの強さ。お互いに支え合い、分かち合い、病人や小さな子 どもにパンを譲ることができる強さ。日本の強さは、みんなのためにいちばん辛い仕事を引き受ける人たちが、中央から指示されるのではなく、現場で創意工夫をし、そして力を合わせる術の強さだ。
原発を放置し続けて高度成長を享受してきた私たちの世代が今責任を取らなければならない。この国の大人たちが尊敬に値する大人たちであることを次の世代の若者たちに見せていかなければならない。この福島第一に私たちがどのように取り組んだのかということは、まさに日本がこれからも強い国であり 続けるかのどうか、日本が高い文化をもった品性のある国であり続けるのかどうかということの証左なのだと思う。

(講演、ここまで)
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≪以下は同じ通信に載っていた記事です。 他の号などは、是非公式サイトからアクセスしてみて下さい。byCOSMOS≫

●福島原発行動隊が東京電力株式会社に行った「福島第一原子力発電所の視察」要請に対して、同社は9月28日(金)、「ご要望にお応えすることは難しい」と文書で回答しました。
回答書によれば、拒否回答の理由は「廃炉に向けた現地での作業が引き続き困難な状況下で行われていること等に鑑み、現場作業工程への影響等を配慮して 一般の方のご視察はお断りしている」ためだということです。
当該回答は、去る9月14日に伊藤邦夫・東大名誉教授を先頭に、福島原発行動隊の隊員7名が東京電力本社を訪れ、高瀬賢三原子力・立地業務部長に 視察 要望書を提出したことに応えたものです。
福島原発行動隊は今後とも継続して視察要望を行っていく予定です。』


福島原発行動隊は、作戦を変えて「事故収束作業を東電から切り離して、廃炉を目指した国家プロジェクトを発足させる法制化を求める」請願書を賛同者の署名を付けて政府・国会へ提出する活動を現在行っています。
福島原発行動隊 http://svef.jp 〒114-0023 北区滝野川7-7-7 伊藤ビル302


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by y_csm521 | 2012-11-26 21:18 | 資料・情報・講演

≪前の記事のつづきです。 by COSMOS≫

【そのカルディコット博士の記事】
・カルディコット博士からの日本の原発被曝者への14の提言
・暗黒医療:医師たちは福島の子供たちを見捨てるのか
二番目に、みなさんが覚悟しなくてはいけないことは、この60年間に放出されることの中から、子供の問題が起きてくることは避けられないのです。
これを、どういうふうにするか、政治家、みなさんの運動によって変えなければいけないのですが、子供そのものは、これから5年、10年後には、相当数、出てくることは、もう避けられない事実です。私は、これを訴えるために来ましたが、さっそく札幌に来ましたので、明日、(札幌)市長にも、お会いし、経済界の方々ともお会いしますが、私は、党の幹部ひとりひとりに会って言うつもりです。

政策論についての議論は何十年もかかる話だから、子供の問題については、党を超えて、みなさんが子供を救うという気持ちを持たなければ、すでにtoo late のところに、さらに too lateになると。ということで、残念ながら、みなさんはもう蓋ができないのです。
メディアの人も、蓋をしようと何をしようと、5年から10年後は、もう蓋のしようかないのです。

私がいつも考えていることは、「まったく危機感がない」ということです。
驚くほど、日本人の人たちの中には、本当に危機感が…これが、もし起きたら、何百年も(復興は)無理です。

ですから、昨日、私、大臣を含めて国会の先生方に言ったことは、「国難を東電に任せるということは、常識的にありえない」。国難であれば、国がやらなければ無理なんです。

チェルノブイリ事故が収束できたのは、みなさん、ご存知ですか、80万人が動員されたんですよ、軍人が。この福島の問題を収束できるのは、私は、ブログに書きましたけれども、軍隊以外にはないんです。放射能が高いから、近づけないからでは、(誰かがやってくれるわけもないので)事故の収束はありえません。私は、その間に、今後、50年間も(福島第一原発にダメージを与えるような)地震が来ないと思える人はいないと思います。

ですから、最悪の事態を起こしたときに、起きたときに、もうどうしようもない、という考えはありえないのです。起きたときの収束は軍隊しかないんです。
人間がつくったものが起こした事故は、人間の犠牲をもってしなければ、国難というのは救えないのです。私が、党のリーダーに言っていることは、国難に対して、東電がどうの、何がどうの、というのはありえない。最終的には、軍隊が動かない限りは私は無理だと思います。

【4号機の破滅を防ぐには軍の出動を要請するしかない】

ということで、みなさんの立場はよく分かりますが、今日、この場で、(福島第一原発事故を)きっかけとして、国際的にどう見ているのか、というのが、私の友人たち、みんな国際的に有名な方たちが言い出したのは、「昭雄、It's up to Japan. (それは日本がやることだ)」だと。これは(収束するのは)日本人次第だと。

スタンフォード大学の有名な西(鋭夫)教授が、
「松村さん、私は、もう諦める。自分が危険だと思っていない人に、あなたは危険ですよ、と言ったところで、耳を傾けませんよ」と。
日本の民族は、ドカンッと起きたときに初めて感じる。残念だけれども、その方向に行きつつある。だから、私は福島の子供を守るという、この言葉の中で、ひとつお願いがあるのです。日本で私が感じることは、これは福島の問題だと思っている、ということです。
そうじゃなく、これは関東だけの問題でもなく、日本の子供の問題だという考え方を持たなければ、被害者か、加害者かで見ている感じがしますね。これは、みなさんの子供の問題です。ですから、子供を救うという運動は、福島の子供を救うというと、どうしても他人事になってしまうんです。
「日本の子供たちを救う」という気持ちが盛り上がらなければ政治家は動きません。
ですから、私は来週、最後に安倍総裁に会って、ニューヨークに帰りますが、もう一度、みなさんに言いますが、これが起きた場合には、何百年は無理です。復興は無理です。

電気の供給がどうのこうのは、全然、意味がないです。日本の子孫が、これから百年、二百年、高い放射能と知りつつ食べながら生きていき、世界から批難されて、賠償請求を受けて、我々の犯した間違いを背負って生きていかなければならないのが日本の子孫です。しかも、我々が造ったものが10万年ですよ。10万年も放射性廃棄物を保管しなければならない責任を我々の子孫に預けて、「さよなら」と言っているようなものです。

今、日本の中で10万年間も保管できる場所はないです。それどころか、世界中にもまだないんです。アメリカにも、ないんです。だけど、もう造ってしまったんです。

ですから、私はこの福島の事故は、他の国でも必ず起こると思います。440の原子炉が、すでにあるんですから。その上、これから90いくつできるんですから。
韓国で(原発事故が)起きるかどうか、中国で起きるかどうか、これはもう目に見えている問題です、

みどりの党の谷岡(郁子)先生と私が、先週、参議院会館でスピーチしましたが、谷岡先生は福島に10月2日に行って、「私はショックだった」と。

ご存知のように4号機の冷却用ポンプが一時ストップして、大変な問題になって。
というのは、バルブが古くなって腐食していたんだと。で、慌てて緊急ポンプに切り替えたら、それも腐食していたと。

私は、今のあの施設が(東電が収束にかかると言っている)40年間も持つとは思えないのです。どのポンプが故障しようと、1号機、2号機、3号機だろうと、震度5であろうと、震度6であろうと、一つでも壊れたら終りです。そこに入れないんですから。という事実関係は、もう変えられない、ということです。

参考記事:【4号機の燃料プールは震度5には耐えられない!?】

もし、みなさんの中で、御用学者が福島の放射能を50年以内で封印できると、あるいは30年、20年と言っているとしたら、もう「バカ」と言ってあげたほうがいいです。私は、世界の一流の人に、最悪の事態は何か、ということを訊きまくった結果が、今、私が申しあげたことなので。

カルディコット博士は、「昭雄、今やらなければならないのは、『政府に対する14の提言』。これを伝えて欲しい」というので、私が彼女に書いてもらったのが『カルディコット博士の日本への14の提言』です。この人は、間違いなく、日本は100万人以上の被ばくして発病する子供が5年後から出てくるということを言っている方です。

このカルディコット博士の「14の提言」は、私のブログ
「 akiomatsumura.com 」
の2012年8月24日の記事を読んでいただければ、5ヶ国語に翻訳されていますから、「日本語Japanese 」をクリックしていただければ出ていますので、詳しいことは読んでいただければと思います。




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by y_csm521 | 2012-11-24 18:16 | 資料・情報・講演

≪私は参加出来なかったのですが、一ヶ月前に札幌で行われたシンポジウム(講演部分のみ)の書き起こし記事です。二回に分けて載せます。衝撃的な内容ですが、事実に直面し、今自分が何をするべきか、ちゃんと考えたいと思います。 by COSMOS≫

「放射能による福島の子どもたちの健康被害」
(1時間29分~ 松村氏)松村昭雄氏 元国連職員
岩上チャンネル「福島の子どもたちの健康被害」

2012年10月25日(木)、札幌市の北海道クリスチャンセンター・ホールにおいてシンポジウム「放射能による福島の子どもたちの健康被害」が行われまた。
ニューヨークから、日本の大勢の政治家たちに、福島第一原発の切迫した危機を伝えるため訪日していた元国連職員の松村昭雄さんも講師として参加しました。

■開場 18:30
■講師:発言順
・松崎道幸氏(深川市立病院内科部長・福島「集団疎開」裁判原告側証人) 00:04:50~
・中手聖一氏(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク前代表) 00:56:00~
・松村昭雄氏(元国連職員) 01:29:40~
これは、I W J Independent Web Journalが無料で公開しているコンテンツです。
      岩上チャンネル
ただし、無料公開期間を過ぎると、ダイジェスト版の短編だけになり、全編を視聴するためには有料会員登録する必要があります。

松村昭雄氏:
松村と申します。
数週間前、ニューヨークから日本に着きましたが、今、松崎先生のお話を聴いて、本当に重い感じがいたしますね。今日は、世界から見て、福島をどう見ているか、ということをお話したいと思います。おそらく、みなさんほとんど、日本のメディアからの情報としては、入っていないと思います。
それで、何かの参考になればと思います。

(福島第一原発)事故が起きたときに、私が知っている世界中の多くの科学者たちから電話があって、「昭雄、日本の危機感と、我々が感じている危機感には大きな違いがある」ということの中で、私は「これは大変なことだ」と感じた結論は、この原発の研究の最高機関、世界最高峰のものは、マックス・プランク・インスティテュート(Max -Planck -Institut)というドイツの研究所です。100年の歴史があり、アインシュタイン、その他が働いていた場所です。ここが世界最高の権威ですが、そこの所長をやった、ハンス=ペーター・デュール(Hans-Peter DÜRR:現マックス・プランク物理学・宇宙物理学研究所名誉理事長、ローマクラブ会員、環境学研究科客員教授))は、私の長い友人ですが、この方が言ったことが、私にとって大変、ショックでした。

「昭雄、残念なことだけれど-これは去年の4月、5月の話です-福島の事故は科学的な修復は、もう無理だ。 私たちが、どんなに考えても、この福島の事故は人類が経験したことがないものだ。 私を含めて、解決策となるアイデアの一つもない」。
これは、私にとってはショックでした。そこで、すぐに私は谷垣総裁(自民党)、桜井新元環境庁長官(自民党・元参議院議員)、民主党の幹部に電話をして、
「この事故は、第二次世界大戦の敗戦とは違いますよ。第二次大戦の20年後には新幹線が走っています。この事故は、もし起きた場合には、何百年、日本復興は無理です」
と言いました。

ハンス=ペーター・デュール氏は、2012年2月29日、名古屋大で開かれた国際シンポジウム「地球にやさしい資源・エネルギー利用へ-東日本大震災から1年」のために、エルンスト・フォン・ワイツゼッカー氏とともに来日。
「原発がなくても持続可能で豊かな社会は可能」と、その道筋を語った。東京新聞 2012年4月2日

ということで、日本の指導者に、世界の方々の考えを伝えておりましたが、残念ながら、菅総理、野田総理は動いていなかった。

【4号機の破滅的事態を回避するため海外が動き出した】

私は村田・元駐スイス大使とともに、日本の政府、国連事務総長などに働きかけてきました。また、アメリカ議会にも働きかけ、さまざまメディアに出たり、数々のプレスで日本の危機を取り上げさせてきました。日本のメディアが4号機の危険性を取り上げだしたのは、その半年後でした。総理には、総理官邸まで出向いて、何度も4号機の使用済み燃料プールの危機を訴えてきましたが、日本の最高指導者は何の反応もみせず、今に至っています。

私自身も、ブログで「4号機と日本の運命」(日本語訳)というのを書きましたら、世界にかなり流れまして。それで、問題点は、みんな福島の事故のメジャー、何がどのくらい危険なのか、言っている人によって全部違う。ということで、私が考えましたのは、この使用済み燃料プールの総量、セシウム137の総量を計算してもらうだけでは分らない。
世界の使用済み燃料プールの最高権威者は、ロバート・アルバレスという方です。米国エネルギー環境省の長官の特別顧問をされていた権威者ですが、そのボブに、「計算してもらいたい」と。いったい、どのくらいのセシウムが福島第一原発にあるのか。1号機、2号機から6号機まで。
それから共用プール。 全部で約1万4000本の核燃料棒が、福島第一原発にあります。

それで、計算してもらった結果が、世界の176ヶ国に流れた数字ですが、なんと、ボブ・アルバレス博士が最低の数字と上限の数字のうち、いちばん低い、それは科学者の間で議論の余地のない低い数字で出してもらいましたら、4号機だけで、1535本(未使用のものも含む)の使用済み核燃料棒が、地上30メートルの使用済み燃料プールにありますが、それだけでも、チェルノブイリ事故のときの10倍です。これでも最低の値です。
これはヒロシマ原発の5000個分。

「昭雄、この(チェルノブイリの)10倍というのは、最低の数字だよ。(普通に考えれば)20倍から50倍まで高い数字だ。しかし、昭雄、最低値の10倍であったとしても、この数字ではおさまらない。なぜならば、1号機で事故が起きようと、2号機で事故が起きようと、その福島第一原発のところに人は入れないんだ。(それを計算に入れて)総量を計算すれば、なんと(チェルノブイリの)85倍」。
ですから、最低でもヒロシマ原爆の5万発から10万発ぐらいになります。
もし、福島第一原発の中で、何かが起きた場合には、残念ながら、何千キロ、この博士が言うには「少なくとも三千キロは避難しなければならない」と。
ボブ・アルバレス博士は、「これを昭雄、日本の指導者は分かっているんだろうか」と。

その起こるシナリオは、こういうことです。

一つは地震が来ても、1号機、2号機、3号機は水素爆発して、メルトダウンを起こしていて、人が近づけないんです。ですから、補強工事は事故以来、されていないんです。どのくらいの地震に耐えるか、というのは計算できないのです。しかし、常識からすれば、(震度)6以上で駄目だろうと。

【4号機使用済み燃料プールがカタストロフィーに至るプロセス】

二番目。
これが、アルバレス博士が、もっとも確率が高いと考えているものですが、クーリング・システムのパイプ(循環冷却システムの配管)が、応急的、暫定のものなんです。鉄管でなくてプラスティック製のものです。ですから、これが、どこかで穴が空いても、ほぼ駄目だろうと。
ということは、三番目は、1号機、2号機、3号機のメルトダウンが格納容器の下に穴を開けている場合には、有名なチャイナ・シンドローム。これが起きていない、という確証はないと。もしそれが、地下水に到達した場合には、一気に水蒸気爆発する。

ということで、どのひとつのものが起きても、福島全体の放射能の量は、チェルノブイリ事故のときの85倍(最低値)から、170倍です。
ということは、もう日本復興は無理です。
何百年の間は、日本の全土、ならびに韓国、中国含めて、何千キロの範囲は、ほぼ無理です。
ですから、これを伝えるために、私は4月に藤村官房長官、谷垣総裁、細川(護熙)元総理、みなさんのここの荒井さとし先生、そして幹部に会って、「早急に必要なことは、国際独立評価チームを組織して、しかもその独立評価チームは、核科学者のみならず、建築工学、地震工学、この三位一体になったもので、トップ・サイエンティストで判断しなければ判断のしようがない」と言ってきました。
この国際独立評価チームを組織することが、第一歩です。
しかし、(循環冷却システムの)パイプに穴が空いても、地震が来ても、水蒸気爆発しても終わりです。これは、脅かしでなくて「破局」です。
でも、今回、私が訪日しましたのは、この破局の問題ではないんです。

実は、1985年に、ノーベル平和賞を受けたヘレン・カルディコット(Helen Mary Caldicott)博士がですね、
「昭雄、原発の政策論を言っているヒマはないのよ。もうすでに、あなたの子供たちは大変な被曝をしている。今後、5年から15年までの間に出てくる数字は、自分は最低で100万人は超えると思う」と。

チェルノブイリ事故は26年前でしたが、ウクライナ政府が発表したものは、九州と同じくらいのエリアの中からの数字として、これは政府の発表ですよ、260万人です。そのうちの62万人が子供です。
(これと比較すれば)関東一帯の人口密度からしたら、何百万人になるでしょう。
ですから、今すぐ、やらなければならないのは、科学的な実証は、松崎先生がおっしゃったように、非常に難しいものがあると思います。しかし、私はチェルノブイリ事故の実証はあるのだから、子供を実験台に使うべきではないと。

私が国連会議に参加して、いつも感じるのは、実証が出るかでないか、というのは科学者の遊びに過ぎない、ということです。子供は科学の実験台になるべきではないのです。
ですから、私は、増子政調会長代行(民主党)、鹿野(道彦)先生、昨日夜、東京に鳩山由紀夫元総理が、私の話を聴いて非常に驚かれて、10人の国会議員の有力者を集めて話しました。

私は、「日本の政治家は危機感がない」と。もし、日本の政治家が、この子供の危機に目をつぶっているならば、私は、5年後、10年後には、また日本の国民の破滅は起きると。
しかし、今、みなさんに申し上げたいのは、二つです。もう避けられない事実があります。
それは、(福島第一原発で)破局的なことが起きたら、これはもう終わりです。
もう、原発の再稼動の話も、どうのこうのも、世界に440もの原子炉がありますが、これも全部、もう終わりです。

こうした破局の話を(ないものとして)抜きにしても、避けられない道は二つあるのです。
ひとつは、福島の放射能を止めるまでに、東電は40年間かかる、と言っています。
しかし、私が聞いている科学者は、「昭雄、No, it isn't. 」…60年以上かかる(と言っている)。ということは、間をとっても、50年間、毎日、放射能が吹き続けているということです。そして、その放射能は消えないんです。

今、みなさんが言っている数字は、(事故後)わずか2年の量です。これから10年、20年と、数字が積み重なるだけです。(消えないので、一方的に累積されていく)よって、カルディコット博士は、今後、200年以上、日本の国民は広い地域において、放射能(の被曝量)を検査しながら生きていかなくてはならない民族になったことを直視すべきだと言っています。

≪つづく≫

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by y_csm521 | 2012-11-24 18:10 | 資料・情報・講演

カルディコット博士 「福島では“犯罪的”で“非道徳”なことが行われている」

田中龍作ジャーナル(11/21)


 オーストラリアの小児科医で放射能障害に詳しいヘレン・カルディコット博士の記者会見が19日、衆議院第一議員会館内で開かれた。博士は日本各地で講演ツアーを行っている。

 衆院解散を受けメディアの関心が選挙一色になるなか、会見には海外のテレビ局1社と数人の記者のみが集まった。カルディコット博士は何度も“犯罪的”、“非人道的”という言葉を多用し、これを伝えようとしないマスコミも批判した。日本社会に対するいらだちが随所に感じられた。

 冒頭、カルディコット博士は「福島の高線量地域で、子供や妊婦、妊娠可能な年齢の女性を避難させないのは“医学的犯罪”だ。18歳未満の子供に超音波検査を実施したところ、約40%の子供に甲状腺異常が見つかったという。これは小児科の見地からみて極めて異常だ。」と語り、福島の被曝量がチェルノブイリをはるかに上回っていることを指摘した。

 また、子供や妊婦、妊娠可能な女性の移住について「国が費用を負担することが重要なのに、弱い立場の人を守らず、TEPCOを守るために予算を使っている」と述べた。博士は「日本には放射能を帯びた食品を食べることに対する規制がなく」、汚染した食品を「子供に食べさせていることは“medically immoral (医学的に非道徳的)”だ」と国と福島県、沈黙する医学界の不作為を批判した。

 博士の来日講演は医師向けのみならず、一般向けにも行われたが、いずれも数百人収容の会場が満員になったという。博士は、聴衆が「どうしたらいいのか必死に知りたいと思っている」ことを感じたという。

 「広く一般に知らせる責任がメディアにはあるが、(日本では)そうではないようだ」と、メディアが放射能の被害に無関心であることにクギを刺した。

 博士は、「福島の事故は終わっていない。40年かけてきれいにするというが、不可能だ。これから300年以上、土地も人も食物も汚染されたままだ」と警告し、安易な除染や帰還願望に疑問を呈した。ガレキの焼却についても「犯罪行為だ」と断罪した。

質疑応答で筆者は以下の2点について質した―

田中:(チェルノブイリ原発事故が起きた)ウクライナに日本の医師たちが行っており、またウクライナの医師たちも日本を訪問している。日本の政府も医師たちも、4年後からガンが多発することを知っているはずだ。このことについてどう思うか?

カルディコット博士:「そうだ。広島、長崎の例からみても(事故後)5年で白血病の発病ピークを迎えることは分かっている。その他のガンはそれ以降からだ。私はなぜ医師たちがメディアで声を上げないのか、驚いている。“Total Blackout(完全な報道管制)”だ」。

「多くの人が福島を忘れているかのように過ごしており、水俣の時よりひどい。
日本政府は他国から良く思われたいのだろうが、(発病の)疫学的数字が明らかになれば、無責任さは免れない」。

田中:ビタミン剤、特にビタミンCが放射能に効くと宣伝し、利益を得ている医師が一部にいるようだが?

カルディコット博士:効かない。医学的に間違っている。

 最後に博士は「広島、長崎の被爆者は差別されてきたが、日本人のメンタリティから考えて、これから同じことが福島の人々に起こるのではないかと、深く憂慮する」と締めくくった。

 福島県出身者に対する偏見はすでにちらほら聞かれる。日本人としていたたまれなくなったのは筆者だけだろうか。

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■ヘレン・カルディコット博士 記者会見
USTREAM

文字起こし
阿修羅(11月19日)



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by y_csm521 | 2012-11-23 21:34 | 資料・情報・講演

≪メーリングリストからの、広瀬隆さんメールです。Days Japanの今月号には、甲状腺のお医者さんの情報もあり、ベラルーシの研究所長が福島を視察して,線量の高さに驚きあきれているそうです。by COSMOS≫

From: 広瀬隆

Sent: Wednesday, November 21, 2012 9:49 AM

To: 〇〇

Subject: DAYS JAPANの報告・・・広瀬隆


今月号(2012年12月号)のDAYS JAPANに、若狭湾と泊原発で大事故が起こった場合の、鮮明な汚染シミュレーション図が出ています。これは、私が一番信頼している民間シンクタンクの環境総合研究所の青山貞一さんによる解析です。インターネットでも公開されていますが、ネットでは鮮明でなかったので、助かりました。DAYS JAPANをぜひ見てください。

 若狭湾の場合は、風向きが南に向かった場合、関西地方が壊滅する様子が、ぞっとするほど明確に出ています。


 泊原発の場合も同様ですが、こちらも放射能が南下する場合のシミュレーションになっています。先週、北海道の東にある網走と北見に講演会で行ってきましたが、地元の人たちは、泊原発の場合には、シベリアから吹く風で、風が東に(内陸に)向かうことが多いと言っていたので、このシミュレーションを東向きの風で想像すると、知床まで壊滅するでしょう。

 そして私がショックを受けたのは、すでに網走の魚からセシウムが高い数値で出ているとの話でした。網走がどこにあるかを、みなさん地図で見てください。すでに海洋汚染が北にまで拡大しているのです!

      広瀬隆 

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by y_csm521 | 2012-11-22 13:19 | 資料・情報・講演

北海道新聞 どうしんwebより転載
再稼働見通し立たぬが… 泊原発に新核燃料24体 北電搬入「計画通り」
どうしんweb
(10/23 06:20)

北海道電力は22日、全3基が停止している泊原発(後志管内泊村)の2号機(出力57万9千キロワット)と3号機(同91万2千キロワット)での発電に用いる新たな核燃料の集合体計24体を同日までに搬入したと発表した。今年3月に策定した計画に基づくもの。北電は「再稼働に備えるため」と説明するが再稼働の見通しは立っておらず、地元自治体や道民から疑問の声も上がりそうだ。<北海道新聞10月23日朝刊掲載>


ほくでんサイトより転載

本日、泊発電所2、3号機の新燃料を以下のとおり搬入しましたので、お知らせします。


輸送物

(1)輸送数量
泊発電所2号機 取替用新燃料集合体 28体(約11tU)
泊発電所3号機 取替用新燃料集合体 36体(約17tU)

(2)輸送物の概要
輸送物の概要は、添付資料のとおりです。


輸送方法
 燃料工場から積出し港までは、トラックによる陸上輸送を行い、積出し港から泊発電所までは、輸送船による海上輸送を行いました。
 その後、トラックによる構内輸送により泊発電所2、3号機の燃料取扱棟に搬入しました。

輸送完了日時
 新燃料の輸送は、平成24年10月25日15時02分に完了しました。

 なお、新燃料の輸送については、核物質防護上の観点から、輸送完了まで公表を控えさせていただきました。ご了承ください。




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by y_csm521 | 2012-11-08 22:27 | 政府・電力会社・抗議・裁判

11月11日マンモスでもの呼びかけ
正しい報道ヘリの会
広瀬 隆

今一度全国のみなさんに呼びかけます!!
11月11日
列車・飛行機・電車・バスに飛び乗れ!
怒りの国会デモだ・・・・・

11.11反原発・国会百万人大占拠
首相官邸前・国会議事堂周辺をはじめとする永田町・霞が関一帯で

かってない超大規模大占拠!
首都圏のみならず,全国から結集を!!!
[主催]首都圏反原発連合
http://coalitionagainstnukes.jp
[協力] さよなら原発1000万人アクション
原発をなくす全国連絡会
脱原発世界会議
経産省前テントひろば

スケジュール
午後3時から国会周辺抗議行動
午後5時から7時まで 国会正門前大集会
反原発・百万人大占拠
熱気で包む大興奮のクライマックス

「正しいヘリの会」はヘリコプター空撮をおこないます。
山本太郎さんのヘリ搭乗解説,広河隆一さんたちプロの写真家たちも搭乗して,

IWJとOurPlanetTV総動員で全国のインターネット配信をいたします。
(中略)
大間原発の建設再開阻止
大飯原発の即時運転停止
全土の原発再稼動・阻止
六ヶ所再処理工場・即時閉鎖
(中略)
原発延命策をみなで粉砕!!
11月11日決戦だ



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by y_csm521 | 2012-11-08 21:52 | 脱原発運動・集会・支援